コイワカメラの「世界の路地裏で(または女たち)」

旅先で出会う変わった事物や、または女たち。 それに纏わるショート・ストーリーズ

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香港の、特に中心部の地価は東京より高く、故にホテルの宿泊代も必然高くなる。比較としてよくニューヨークのマンハッタンと比べられるけれど、そこまでは高くは無いのが事実で、激安宿がJPY3000位、そこそこのビジネス・ホテルではJPY10000ほどで宿泊できる。それでも香港の ...

何の目的も無くダラダラと小姐の部屋で過ごしていても、澳門内の「旧正月後の物価の高騰」がなかなか収まりそうに無いので移動をし始める。一度珠海のアパートに寄り、その足で初めて利用する「九洲港」から香港を目指す。澳門と本土中国とのボーダーである「關閘(グアンザ ...

主要なホテルは中国本土からの観光客に抑えられているとは分かっていたが、数多ある内港エリアの安宿なら空き部屋はあるだろうと向うも全敗。定宿にしている富城賓館の窓無し部屋の「407号室」でさえ「客満(満室)」と言われ、最終手段の東京賓館のスタッフ用仮眠ベッドをHK ...

本土中国内陸部の辺境地域から一気に資本主義の権化である澳門(マカオ)に戻ると、夜景の中の灯りの密集度に驚かされる。中国内陸部では首府と言えども、これほどまでに歓楽街や観光地が密集している場所は無いし、ましてや「イルミネーション」などと言う街中を飾る概念な ...

雲南省の昆明を出発し26時間かかって到着した広州は昼の12時過ぎ。大きな荷物を抱えて右往左往する人民に流されながら下車しては出口へ向う。広州駅西側に中国国内各地に向うバス・ターミナルが数ヵ所あり、とりあえず僕が向うべき「珠海(チューハイ)」行きのバスが出る「 ...

中国雲南省の東端。貴州省や広西壮族自治区と隣り合う場所に「羅平県」がある。大都市が周辺に全く無い辺境の地だが春先になると世界中から多くの好事家たちが集まっては、朝靄の中に360度広がる菜の花畑の風景を眺め・画像に収める。このエリアの油菜の作付け面積は5万5千ヘ ...

 7世紀の「南詔」の頃に街が成り立ち、その後1400年間華西の要所として繁栄する現在の大都市「昆明」を出発すると広西の首府・南寧まで世界遺産の「中国南方カルスト」の風景が続く。昆明と広州を行き来する直行長距離列車(広昆・昆広鉄路)全行程の半分を占めるこのエリア ...

僕の薄っすらとした記憶とその当時撮った画像のExif 情報から鑑みると、実際に昆明駅から広州駅までかかった時間は26時間だった筈なので、昆明駅を出発した正確な時間は午前10時半ころ。広州駅到着が翌日の午後12時半ころだったのだろう。人生2度目の「昆広鉄路」復路は体調 ...

中国の旧正月前後の公共交通機関のチケット確保が困難なのは既知で、一番人気の「硬臥(B寝台)」が取れなければ未経験の「軟臥(A寝台)」もしくは「高包(特A寝台)」も良いなぁなどと考えながら向った昆明駅。駅前の広場には旧正月期間中前後のチケット販売用の特別ブース ...

ここに来るまでの寝台バスの車内移動時にしっかり寝たせいか、3〜4 時間ほどの仮眠程度で起きては昆明の街中に出ては朝飯を食える場所を探す。どこかのタイミングでパンぐらいは食ったのだろうが、今思い出すとちゃんとした飯は景洪のDICO'S で食らっただけなので15時間以上 ...

休憩場所用にしていた宿を夜8 時発の長距離バスの出発に合わせてチト早めに「退房(チェック・アウト)」する。景洪(ジンホン)の農貿市場周辺から、街の北側にある景洪バス・ターミナルへゆっくりと街中を散策・撮影しながら向う。この冬は華西も華南も異常気象で熱帯・亜 ...

2010年当時、西双版納唯一のバーガー系ファスト・フード・チェーンの「徳克士(DICO'S)」。首府・景洪にはビルマ系のイスラム教徒も多くいるため、モスレムの禁忌食である豚・牛をパテには出来ないので、肉類は全て鶏肉を使用したバーガー・ショップだが、ライスものメニュ ...

勐罕(モンハン・橄攬壩(ガンランバ・橄榄坝))との行ったり来たりを繰り返したり、仮眠をとったりしながらも、数時間のバスの出発待ち数時間の待機滞在ながらも結構いろんな場所をうろついたり、結構な枚数の画像を撮ったりしているのは3年ぶりの訪問で懐かしかったし、往 ...

モンハンの宿から出発する際のゴタゴタを済ませて、荷物だけ預けていた景洪市内の宿に戻りチェック・インし直し。この時の滞在から3年前の2007年に飯を食らった店の店頭に宿の看板が掲げられていたのを思い出し訪れた景洪農貿市場わきの飯屋。空き部屋があるか問うと「有(あ ...

ほぼリアル・タイムで書いたと思われるエントリー。あせる気持ちと裏腹に、思いがけない再会に嬉々としてる僕自身。雲南の辺境集落での一こま。..................................................................................................................一杯の ...

旧正月前後を長々何もするでもなく、宿のオーナー・ファミリーやスタッフたちと呑むか打つかしながら過ごした勐罕(モンハン)での日々を繰り上げ帰路に就こうと思ったのは、そろそろ中国国内の旧正月前後のエクソダス(民族大移動)も落ち着いたろうと思えたある日。 長ら ...

この時の訪問時、寄宿している宿のスタッフやオーナー家族と過ごす時間が楽しくて、この町最大の観光ポイントである「西双版納傣族園」には訪問しなかった。それに今年9月に再々訪したこともあるし、僕の「高飛び候補NO.1の地」と言う事もありネタにする事も多いのでこのコン ...

2010年にこの地(勐罕(モンハン・橄攬壩(ガンランバ・橄榄坝))を訪れた後、徒然に印象を書き連ねたエントリー数編。............................................................................................................................橄攬壩(ガンランバ ...

やっとこの旅の最終目的地である「勐罕(モンハン・橄攬壩(ガンランバ・橄榄坝))」に到着して定宿に荷を降ろしたのは朝の7時半頃。とりあえずカメラだけ持っては3年ぶりの勐罕の中心部を漫ろ歩く。この町の見どころは市場と、橄攬壩(ガンランバ・橄榄坝)と呼ばれる少数 ...

中国は日本の25倍の国土を持ちながら時間帯と言うものが無く、国土全土が北京時間で動いている。ゆえに「雲の南」と揶揄されるほどの辺境である、北京から3200km も南西に離れた西双版納(シーサンパンナ)も北京時間で動いているため朝7時を過ぎても日が昇らない時期がある ...

昆明西部バス・ターミナルをほぼ定時の19時ごろに出発した長距離寝台バスは、途中何度かの休憩を経て目的地である西双版納タイ族自治州の首府・景洪中心部北側にある「景洪汽車客運站(景洪バス・ターミナル)」に着く。前回(2007年)に利用した時は12〜13時間ほどかかった ...

2007年に初めて昆明に来た時に利用した昆明駅前にある「昆明バス・ターミナル」と「雲南旅遊バス・ターミナル」から出ていた南方に向うバスは全て郊外の「昆明西部バス・ターミナル」から出発する事を、実際にこれらのバス・ターミナルで見聞きして知る。荷物が重く大きかっ ...

廈門空港07:30発のフライトに合わせてコロンス島から廈門市本島へ始発のフェリーで、まだ夜も明けない早朝に向う。廈門本島の港からタクシーに乗り、廈門空港に着き搭乗手続きを終えると日が明け始める。搭乗客の少ない搭乗口で人民と共に搭乗待ち。 搭乗しては少し雨模様の ...

旅行の3年後、今から3年前にエントリーしたコロンス島ネタ。流れでリプライズw...............................................................................................................日光岩 @ コロンス島(鼓浪嶼)、アモイ(廈門市)、福建省 2013年07月13 ...

2年ほど前にエントリーした数編をコンピで。....................................................................................................................中国福建 「コロンス島(鼓浪嶼、ころうしょ、鼓浪屿)で」 (画像編・リプライズ・2010) 2014年11月2 ...

コロンス島(鼓浪嶼)の夜景 @ 2010 2013年06月01日 00:01 いつも夜間の撮影に使用している一脚(三脚の一本足版)を使用せずに道すがらで撮ったのでピンボケも多々ありますが、そこはアントワン・ダガタ(Antoine d'Agata)風と言うことでw ちなみにこの画像はWikipedia ...

同じ事を2度エントリーしても書いている時の気分次第の違いになるので、当時現地からエントリーしたものを画像だけ再編集して。.......................................................................................................................インドネシア・リ ...

この先の目的地に赴くためのチケットを手配するのと、次の目的地へ向うためのストップオーバーのために本土中国の福建省(台湾にも福建省が残存している)廈門(シャメン・アモイ)へ来た。 金門島の港からフェリーに乗り込み、(種類や時間によって1〜2時間ほどで)廈 ...

もうひとネタだけ台湾・金門島ネタをリプライズで。...............................................................................................................................台湾・金門島の日常の色彩2011年02月02日 00:01 台湾の離島「金門島」は気候的には亜 ...

台湾金門島金城鎮・金門国家公園(古崗区)・珠山2010年08月21日 00:01 大陸中国と軍事的に対峙し、2キロメートルほどの海を挟んでにらみ合っていた時代から数年しか経とうとしていないのに軍の警戒区域のほとんどが「国家公園」として整備・開放されて、今現在金門島の3分 ...

金門島の地雷原 2010年05月30日 00:01  台湾の離島である「金門島」は台湾本島から飛行機で1時間ほど。高雄からはフェリーも行き来していて、それでも9時間ほどかかり本島側から見れば辺境の地だ。しかしながら中国大陸から一番近いところで2kmほどしか離れていないため台 ...

前回のこのシリーズのエントリーで「台湾に向う」と書き込みながら福建・ 廈門に長距離バスで向ったのは、廈門の港から海路で台湾の離島「金門島」へ向うため。廈門の長距離バス・ターミナルからタクシーで台湾行きのフェリーが発着する港へ向い、チケットの手配やら何やら ...

澳門と珠海を行き来しては多くの友人達に囲まれながら過ごした澳門滞在も、定宿の宿泊代がMOP280 から旧正月に向けてMOP750 になると聞かされはあわてて次の旅先を考える澳門での旧正月暮れ前。 澳門内で出会う友人達に旅のヒントをもらいながら、結局は大興麺家の老 ...

この当時の僕の澳門での定宿だった「富城賓館」上層階の部屋からは遠目ながらも肉眼でも見える、澳門内港対岸にある本土中国広東省珠海市湾仔口岸(出入国管理)。内港からのフェリーに乗ってしまえば10分足らずで渡れるので、僕にとっては北側の陸路国境北にある拱北(ゴン ...

この時僕は15年ぶりに独身に戻り日本での仕事も辞め何も気にすることなく旅先で過ごせるとあって、ダラダラと澳門・珠海を行き来しながら滞在する日々。地元澳門の黒社会に属する兄貴分にチョットした珠海での撮影の仕事を紹介されては、仕事がし易いようにと関係者たちの呑 ...

帰国予定の無い旅で、ゆっくりする事に重きを置いた旅ながらも興味の無い街には長居したくない。結局一泊しただけで早々に澳門へ向う「マカオ・フェチ」もしくは「マカオ・マニア」w僕にとっては常時、香港は「アウェイ」で澳門が「ホーム」だ。ローカルの澳門人の姿が確認 ...

フェリーに乗ってしまえば1時間足らずで僕の「桃源郷」である澳門に向えるので、結構な頻度で赴きながらもスルーしてしまう「ホンコン(香港)」。この時の旅は「ゆっくり」がモットーだったので、久しぶりに往路で宿泊してはグルメを楽しんだり観光したりw香港中心部の繁華 ...

前々から書きたかったが、なかなか心の整理が出来なくて、今の今まで7年近くもサスペンドした旅行記。久しぶりの人生の転機が興りそうな前に記する心持ちになった。結構ダラダラした旅行記になりそうだが気長にお付き合いを。.............................................. ...

観たかった映画。  内容は「クソ」らしいけれど張鈞簶(チャン・チュンニン、张钧簶)ちゃん見れれば良いかな。明日の午前中にゆっくりとwシックスサマナ 第19号 こじらせタイワン あなたを不安にさせる台湾 [Kindle版]クーロン黒沢(著)、コイワカメラ(巻末グラビア ...

単発の仕事で訪れた日吉の郊外。5年前の事なので、この場所が何所だったかさえ覚えていないが、公園脇を遠回りして最寄り駅へ向う路地の雰囲気が堪らなく沁みた日。色んな事を迷っては考えてばかりいた日々。それに付けても今現在のお気楽な事よwシックスサマナ 第18号 おと ...

西双版納帰りの、肺炎なりかけの、澳門の安宿からの、旧正月の、福隆新街の、鉅記餅家前の眺め。この後僕は日本に帰国し、2週間ほど肺炎で床に伏して、死に場所にサイパンに選んでは友人宅でひと月生死を彷徨った。この頃から「何時死んでも良い」モードで生きている気がする ...