コイワカメラの「世界の路地裏で(または女たち)」

旅先で出会う変わった事物や、または女たち。 それに纏わるショート・ストーリーズ

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地を這う旅 〜 景洪(ジンホン)・宿を一つ二つ訪問前、この街は下北沢のような街だと思っていた。実際に行ってみると渋谷のような大都市だった。中国の、辺境の、この辺りまで来ると絶対的に訪問者は少なく情報も少ない。「地球の歩き方」はマジで「地球の迷い方」だし「 ...

先週の続き。 地を這う旅 〜 景洪(ジンホン)・MIDNIGHT TILL DAWNそうこうして、昼間に街中を散策した時に目星を付けていた「MEI MEI CAFE」でシンプルなトマト&ガーリックのパスタと赤ワインをいただいた。ガーリックを多めにしてもらった ...

地を這う旅 〜 景洪(ジンホン)・MIDNIGHT TILL DAWN景洪(ジンホン)は大都市で大体の食は揃っている。ハンバーガーのチェーン店もあるしイタリアンが食べれる店もある。辺境の街で少数民族だらけの町を旅するために西双版納に来たのに、彼ら身に纏わ ...

先週の続き。  地を這う旅 〜 景洪(ジンホン)・建物とか無機物とか本当にお世話になった西双版納唯一のバーガー・チェーン「DICOS(徳克士)」。でも、パティはチキンのみです。イスラム教徒やヒンズー教徒でもO.K.。って言うかそれが販売戦略か。カレー丼や照り焼 ...

地を這う旅 〜 景洪(ジンホン)・建物とか無機物とか西双版納タイ族自治州の州都でもある景洪(ジンホン)。大都市でありながら街中の目抜き通りには椰子の街路樹が植えられ、その下を少数民族の人々が闊歩する南国風情の色濃い街だ。昆明ほど漢民族度は高くなく、かと言 ...

地を這う旅 〜 景洪(ジンホン)・一期一会亜熱帯に位置する景洪(ジンホン)は年間を通して昼間は30℃以上になる事が多いが、高地にあるため朝・晩は吐く息が見えるほど寒い。また太陽が照る昼間でも日陰に入るとひんやりとして過ごしやすい。路上で一日のほとんどを過 ...

西双版納画像回顧録 「打洛(ダーロウ)中心部雑感」(徹底画像編・APR., 2007)「打洛(ダーロウ)」は西双版納西南のミャンマーと国境を接する「国境街」の町。しかしながら長年この両国国境は閉ざされたままで、往時の中央への「宝石貿易」の中継地点だった名残だけがある ...

地を這う旅 〜 打洛(ダールオ)・打洛B級宿KGBガイド・ブックなどでは3〜4軒程の宿泊施設しか無い様に書かれる事が多い打洛(ダールオ)の街。実際には国境の街として、また国境観光の街としての受け皿は大きく、公式に国境が開いていない今供給は過多でそこそこのホテル ...

地を這う旅 〜 打洛(ダールオ)・打洛雑感(鎮中散策)打洛(ダールオ)は雲南省南西の辺境にあり、中国人とミャンマー人以外は訪れる人も少なく、国境が開いていない今、実際には両国民もあまり訪れはしていない。必然ガイド・ブックやネット上でも、画像や情報も少なく ...

地を這う旅・2007 〜 打洛(ダールオ)・打洛総合農貿市場で「その街を知るにはまずその街の市場へ行け」と良く言われる。僕自身もそう思うし、打洛のような辺境の小さな街では市場のほかには小さな個人商店以外に買い物をする場所が無いのでそれは特に顕著だ。どんな人た ...

地を這う旅 2007 〜 打洛(ダールオ)・打洛河のほとり、街道のむこう中国南西の端。 どん詰まりの本当の辺境。目と鼻の先はミャンマー。「貧」としか例えようの無い街。だが、活気だけはあった。公式の国境である「打洛(ダールオ)口岸」は現在開かれてはいないものの、 ...

地を這う旅 〜 勐混(モンフン)・勐混B級宿KGB情報が無い!もしくは錯綜。日本を出る前に読んだガイド・ブックに書かれていた内容には、この街にはまともに泊まれる宿は皆無とのこと。(一軒しか無いと書かれていた物もある。)サンデー・マーケットを見るには前日に ...

地を這う旅 〜 勐混(モンフン)・勐混雑感(農道で、そして子供達)西双版納最大とも言われるサンデー・マーケットが開かれる事で有名な勐混(モンフン)の街はマーケット以外は見所も特に無い。街の西側を山々に囲われ、他の三方は見渡す限りの畑だ。カメラ抱えて街をう ...

 地を這う旅 〜 勐混(モンフン)の朝市にて・色の氾濫西双版納最大規模とも言われるサンデー・マーケットが行われる事で有名な勐混(モンフン)。交通機関の発達や高速道路などのインフラの発展によりその規模は実際には噂ほどではない。今やこの地域一の大都市勐海(モン ...

地を這う旅 〜 勐混(モンフン)・路上にて西双版納最大規模と言われるサンデー・マーケットに日程を合わせ前乗りで訪問した勐混(モンフン)。これまでに訪れたどの街より小さく農村と言う言葉がぴったりな街だった。少数民族色は色濃いどころか少数民族の人しか目にしな ...

地を這う旅 〜 勐混(モンフン)・白塔へ続く道西双版納にはたくさんの仏教寺院、仏閣、仏塔などがある。それらは本来地元の人々のために建てられたものなのだが今やその多くが観光資源としての側面をもつ。有名なのは曼飛龍(マンフェイロン)村にある曼飛龍仏塔や景真山 ...

地を這う旅 〜 勐海(モンハイ)勐罕(モンハン)から景洪(ジンホン)でバスを乗り換え、サンデー・マーケットで有名な勐混(モンフン)へ向かう途中で寄り道した街「勐海(モンハイ)」。西双版納西側に位置する、勐海県の県都だけあり景洪並みの大都市だ。街の至るとこ ...

景哈(ジンハー)・瀾滄江(メコン川)の向こう勐罕(モンハン・橄攬壩(ガンランバ))と、瀾滄江(メコン川)を挟んだ南側に位置する景哈(ジンハー)。勐罕からは片道1元の渡し舟で行き来する事ができる。景哈はその南側にある回長、搭亥、戈牛や、ミャンマーとの国境貿 ...

勐罕(モンハン・橄攬壩(ガンランバ))・傍にいて世話をやいてくれた人達何も期待せずにこの街を訪れた。旅の一番重要なファクターは人との出会いだと思っている。でもそれはそのほとんどが一期一会で終わってしまう事が多い。僕が旅人だからだ。そんな条件をクリアしなが ...

勐罕(モンハン・橄攬壩(ガンランバ))・西双版納傣族園・傣族民族舞踊園内で行なわれる「溌水節(水掛け祭り)」までの時間を潰すために見に来たタイ族舞踊。元来少数民族の素の暮らしや姿には興味があったが、このような観光客向けにショウ・アップされた物には食指が動 ...

ティブビユ(Tibubiyu, Tibubiu)で数日過ごし、そろそろクタ(Kuta)へ戻ろうかと荷物をまとめて帰路に就く。往路で十分寄り道したので復路はまっすぐクタまで戻るつもりだったのだが、タバナン(Tabanan)に出る途中のクランビタン(Kerambitan)のクラティン(Kelatin)集 ...

地を這う旅 〜 勐罕(モンハン・橄攬壩(ガンランバ))・西双版納傣族園・溌水節 水掛け祭りの習慣は仏教の潅仏会から来る物なのか東南アジアの仏教国では正月に行なわれ、ソンクラーン、シンジャン、ホーリーと国によって呼び名はそれぞれだが行なう意味は「ハッピー・ ...

地を這う旅 〜 勐罕(モンハン・橄攬壩(ガンランバ))・西双版納傣族園概観元々は勐罕(モンハン・橄攬壩(ガンランバ))東側の瀾滄江と龍得湖に挟まれた五つのタイ族の村と、その周辺に点在する小乗仏教寺院を囲んだだけの即席テーマ・パーク。しかしながらパーク内に ...

地を這う旅 〜 勐罕(モンハン・橄攬壩(ガンランバ))の市場にて・少数民族の人々この街を例えるフレーズで「橄攬壩(ガンランバ)に行かなければ西双版納に行った事にはならない」と言われるほどの風情がある街。街の南側を瀾滄江(メコン川)が流れ、東側には龍得湖、北 ...

地を這う旅 〜 瀾滄江(メコン川)瀾滄江は中国・西蔵自治区を源流に持つ大河で、言わずもがなメコン川の中国名。東南アジア・フリークにとってこの「メコン」と言うフレーズは何か特別な響きを持っている言葉だ。「メコン」と言う言葉に対して崇拝に近いものがある。タイ ...

地を這う旅 〜 磨憨(モーハン)広州を出発してから一度も宿を取らず60時間程をかけてやっとの事到着した「磨憨(モーハン)」。ここはラオスとの国境を接する街でもある。90年代後半に中国〜ラオス間の大型車両用の通行路が出来たのがきっかけで第三国人にも開かれた ...

地を這う旅 〜 景洪(ジンホン)→ 勐腊(モンラー)→ 磨憨(モーハン)景洪(ジンホン)から勐腊(モンラー)まで約6時間。 勐腊でミニ・バスに乗り換え更に1時間半。やっとの事で一番の目的地「磨憨(モーハン)」に着く。この旅全体で、この区間が一番辛かった。  ...

地を這う旅 〜 昆明(クンミン)→ 景洪(ジンホン)この旅の最初の目的地である磨憨(モーハン)へは広州を出発してから車中泊のみで一度も宿に泊まらず一気通貫した。広州から昆明までの26時間の列車の旅の後、数時間の休憩の後10時間のバス旅。まるで「ウルルン滞在 ...

地を這う旅 〜 広州→昆明(クンミン) (雲南省内)中国の鉄道は、ひたすらに川沿いを走っていく。川沿いに街や交通の要所があるためだがその街街は鉄道が引かれた後に栄えたのではなく鉄道が引かれるより前に船を交通手段として川を中心に街が成り立った名残だろう。雲 ...

地を這う旅 〜 広州→昆明(クンミン) (貴州省内)広州・広西では泥土にバナナ畑が広がる風景が貴州に入るとラテライトに菜の花畑の広がる風景に変わる。僕らの乗った列車は広州の「田林」駅を出てからは貴州省の南西を翳めるかのように一気に雲南省との境界の街「興義 ...

地を這う旅 〜 広州 → 昆明(クンミン) (広西壮族自治区内)広州から昆明に向かう列車が広西壮族自治区を通るのは往路も復路も夜中だ。中国は軍事上の機密のため詳細な地図を作成しないと言われているが、この自治区にも何かしらの軍事施設でも在るのだろうか。 なんて ...

地を這う旅 〜 広州 → 昆明(クンミン) (鉄路移動・広東省内)放送された当時から「電波少年」の猿岩石のヒッチ・ハイクの旅にあこがれていた。放送当時僕はもうすでに家庭を持っていてサラリー・マンだったため番組のような旅はできるはずも無かった。それから10何 ...

越秀公園と中山記念堂昆明に向かうために訪れた広州だが希望のチケットが取れなかったため予定に無い3日間をここで過ごすことになった。行き当たりばったりで訪れたためガイドブックなし、地図なし、予備知識なしの状態。久しぶりに手探りの旅を楽しんだ。色々と見た中でも ...

地を這う旅 2007 〜 広州今まで何度も中国を訪れてはいるものの珠海デルタエリアから出た事が無かった。今回は陸路で雲南に向かうためのチケット確保のために滞在を余儀なくされたためだ。初めての「リアル・チャイナ」。 香港(ホンコン)、澳門(マカオ)、珠海(チューハ ...

地を這う旅 2007 〜 香港・東涌(トンチョン)旅は東京の自宅を出た時点で始まっているけど本番はここ香港から。チェクラップコック空港の到着ゲートを足早に通り誰も居ない長い階段を一階の市バス乗り場へと下りる。東涌駅行きのS1バスが来るのを待ちながら、長かった機 ...

 地を這う旅 〜 勐混(モンフン)・勐混B級宿KGB2007/03/07 - 2007/03/27情報が無い!もしくは錯綜。日本を出る前に読んだガイド・ブックに書かれていた内容にはこの街にはまともに泊まれる宿は皆無とのこと。(一軒しか無いと書かれていた物もある。)サンデー・マー ...

地を這う旅 〜 マカオ・澳門2007/03/07 - 2007/03/27この12年間、暇があるたびに訪れるマカオ(澳門)。狭い街だけに今やほとんど地元と化し、街を歩いていると知り合いたちに「ハロー!」とか「レイホー!」とか声をかけられることが多くなった。行きつけのレストランで ...

日本への帰国のために空港に程近い「クタ」の街に戻って来た。今さらこの街であえて撮りたいものは無いのでそれ程の画像数も無いし、撮った画像もダイアローグのような日常ばかりだ。一眼レフ・カメラなど持ち歩かないので、被写体は必然「出合った人々」や「Exif 情報の記録 ...

クタへ戻る途中のタバナン・エリアの田園風景の中を走る前後左右の風景もろもろ。タバナン・エリアはバリ島の中でもいち早く灌漑用水が発達した場所で、海岸に近いエリアは海岸線まで続く平地に広がる田園風景がカランガセムの山岳部の田園風景とはチト違う趣を見せる。バリ ...

カランガセムのシデメンからタバナンのティブビユへ、10年前に来た道程を復習するかのように来てしまった。 僕の中の「桃源郷」幻想を確認する旅になってしまった。 発展途上国のこの10年間は僕が想像する以上に早いらしく、記憶の中のジャングル地帯が開墾され道が ...

夜遊出来る施設など無い辺境の片田舎なので、必然早寝になり早起きになる。 夜明け前に目覚めては夜明けを待ってベッドから起きだし、夜露に濡れたバイクのシートにまたがり近場の散策に出かける。 シデメンに来てから曇りがちの天候で見れなかった「アグン山」が今朝 ...

昨日はバリ島のお盆にあたる「ガルンガン」の日。 イベント時の寺院には普段着では入場出来ないので、僕も撮影のためにバリ式の正装に着替えて出陣w 早朝4時半に起きて準備を始め、実際に寺院に向かったのが7時半。 それから4っつの寺院を巡って撮影したり祈ったり ...

昨日からWi-Fi の調子が悪く未だネット難民状態。もともとこの場所はバリ島東部山岳地域の辺境の村なので、Wi-Fi が無いと微弱な3G のみなので鋭意ネット難民中w今日も今日とて早朝から忙しいので、復旧はランチ・タイムあたりかな。事後報告はまた後ほど。昨夕、空が燃えて ...

まだ朝飯前だけど、この滞在の80% は撮り終えた感じ。 本当に「早起きは三文の徳」を地で行ったやり切った感。 そんな撮影の途中で出会ったバリ島カランガセムの辺境地シデメンのローカルたちの早朝の笑顔。 バリ島は明日「ガルンガン」で「クニンガン」までの10日間 ...

宿泊した宿の中庭で貸し切りで朝食をいただいた後、自室に戻って走行ルートと天候をチェック。 ヤフーの天気予報もグーグルのルート検索も相変わらずいい加減で何の役にも立たない。 僕にはチト足りな目だが、しっかりと準備された「バリ・スタイル」の朝食。ウマウ ...

チト長めの滞在なので、そんなに好きではない「クタ」の街でダラダラと逗留中。 夜呑みまでにはまだ時間があるので街中の格安スパで施術。 1時間の全身オイル・マッサージでIRP80000(JPY700)! 毎日と言うより朝夕通うw 施術はシャイなバリ人女性にみっちり1時 ...

バリ島の夜半では一番繁華であろう「ジャラン・レギャン」。 昼間の人の行き来はもちろんのこと、その行き来は深夜だけでなく朝方まで続く。 その繁華さは夕方を過ぎてライトが点き出すと顕著だ。 さすがに朝方は観光客の姿はまばらだが通りのそこここに「ツワモノ ...

ベトナムに入国してしばらくはカンボジア国内と差ほど変わらない田園風景がアジア・ハイウェイ沿いに広がる。しかしながらカンボジア国内と違って交通量が歴然と多くなり、カンボジアではそれほど眼にしなかった輸送車が日本国内と変わらない比率で道を埋める。交通量が多く ...

例祭で盛り上がる「チフー」の寺院を出てすぐ国境街である「バヴェット」に入る。カンボジア・スヴァイリエン州はベトナムと陸路で接っし、玄関口である「バヴェット」の町は第三国人にも開かれている陸路国境なので雑然とした中に営業を停止したカジノ・ホテルや新規に開業 ...

プラソット(プラサーアット)の市場を出て隣町の「CHIPHOU(チフー)」を走りきる直前、バイパスの傍らにローカル女性の着飾った集団が行き来するのを見かける。小さな辺境の集落の割りに大きな規模の(小乗)仏教寺院で例祭が執り行われていてはバイクを停めて僕も参加する ...