コイワカメラの「世界の路地裏で(または女たち)」

旅先で出会う変わった事物や、または女たち。 それに纏わるショート・ストーリーズ

タグ:僕はこんな街々で過ごしてきた

2010年の旧正月にマカオの宿の高騰から逃れるために流浪していた時に行き着いた福建省の厦門市。 この時の滞在は対岸の離島「コロンス島(鼓浪嶼)」と決めていたのたけど、まぁ市内中心部も散策するよな。そんな夕方の厦門中心部散策中とコロンス島へ向かう船上からの ...

特に目的もなく来てしまったインドネシア・ジャワ島最東端の街「バニュワンギ(Banyuwangi)」。土地勘もなく見所も知らないので暇そうなマイクロバス🚌をチャーターして適当に市内をドライブ。そんなバスの車窓から見えるバニュワンギ・ローカルのリアルな姿や風景。イ ...

マカオの隣町の中国広東省の珠海市拱北には、僕ののマカオでの定宿がある内港区からバスで15分ほどで赴けるので、必然的にマカオ滞在中は毎回訪れる。 写真も撮ることには撮るのだが、いかんせんかずが少ないのは被写体として興味が湧かないからか何かw2000年代前半は「 ...

沖縄の離島「瀬底島」滞在時に飯の度、買物の度、バイクの給油の度と度々訪れた本部町の中心部にある「本部町営市場」。 寂れ気味のシャッター街を町おこしで復興しようと試み始めた頃かな。 ランチ前にもかかわらずシャッターを閉めたままの店舗が目立つ市場内には最近 ...

海南省三亜市に滞在したホテルは目抜き通りの「解放路」に面した場所にあったけど、その裏手に並行に延びる「群衆街」には安宿や安飯屋、また夜半になると屋台が連なる夜市になっては小規模の「バリ島クタのジャラン・レギャン」や「バンコクのカオ・サン」「サイゴンの ...

中国で一番新しい「省」の海南省は海南島と周辺の小島や環礁からなる中国最南端にある省。 この島が「省」として成立させる背後にはスプラトリー諸島に多々ある島や環礁の領有を他国に対し示すための戦略があり、そのための権限を拡大させるために「省」に格上げされた ...

バリ島をツーリングで「カランガセム」に向かおうとすると必ずや通過点になる「ギャニャール」の町。 大小の寺院がバイパス沿いに点在し、名物の「バビ・グリン」屋がブロック毎にあり、最近は散髪したりで結構「ツーリングの休憩所」。 いつかのツーリング時にギャニ ...

さしてこの街に滞在したいわけでは無いけど、フライトの関係で往路復路とも一泊ずつを余儀無くされるバリ島・クタでの滞在。 嫌いな街と言うわけではないけど、もうこの街でしたいことは今の僕には無いかな。行きつけのレストランがあり常連化したバイク🏍のレンタルシ ...

一昔前までサイパンの繁華街であるガラパンの外れに「クラブ・シカゴ2」と言うゴーゴー・バー(ストリップ・バー)があった。 入り口に待機している用心棒と客の小競り合いが警察沙汰になるほどのトラブルが多く、自然に客足が離れて行っては結局廃業してしまった。この ...

バリ島西部南岸の断崖にある寺院の集合体の「ランブット・シウィ寺院」。 辺鄙な場所にあるためか観光名所として取り上げられることの少ない寺院ながら、バリ島最大のパワースポットである山の寺院「ベサキ(ブサキ)」と対をなす重要な「海岸の寺院」だ。 (ちなみに ...

フィリピン・セブ島北部のツーリング途中で一泊した町「カトモン(Catmon)」。中心部まで行けば小さいながらも市庁舎や公共市場や大きめのスーパーマーケットもあるけど、基本的には小さな集落が点在する田舎町。宿泊した宿のバーで出会ったフィンランド人とチャネル諸 ...

日本一好きな街で、移住してもいいとまで思っている宮城県の首府「仙台市」。 生家から近いことや浪人時代に丸一年過ごし、沢山の友人や親戚が住んでいることから何かと赴く機会も多い街。なんでも揃う東北地方の中心地ながら地方独特の習慣も色濃く残りながら未だ拡大 ...

今まであまり擦ってない中国雲南省西双版納勐混のフィルム・スキャンニング、デジタル処理画像。 訪れる度に近代化しては「辺境幻想」が薄れて行く中国の辺境エリア。少数民族の伝統的な衣装も次第に西洋化して民族衣装を纏うのは老人のみになり、ファインダーの中に ...

この25年間で何度マカオを訪れどれほど滞在したのか分からないほどだけど、今まで数えるほどしか足を踏み入れていない観光エリアの「外港区」。 僕がマカオ滞在時の定宿がある下町の「内港区」に比べて華やかで、沢山のラグジュアリーなカジノホテルが乱立し、その中に ...

ある時期仕事で一週間ほど通った埼玉県ふじみ野市の上福岡駅周辺の商店街。 小さな街に小さな商店街のある地方の小都市で「爆笑問題」の太田光の出身地らしい。たくさんの人々と出会ってはたくさんお話しをしたけど、今現在ほぼ記憶に残っていない。駅前の吉野家で何度 ...

初めて沖縄本島を訪れたときにはコザ(沖縄市)出身の友人がガイドしてくれたので、丸一日宿泊までしてコザを堪能した。 ローカルガイドと共に街を歩くと、それぞれの場所の、ガイドが子供の頃に遡った歴史や栄枯盛衰話も含めて語ってくれるので印象もより深くなっては ...

ゲイラン地区は2010年代に至っても都市再開発がなされず、1960年代 - 1970年代の古い町並みが残されており、ジェントリフィケーションの影響もあまり見られない。昔ながらの歓楽街であり、カラオケ、安宿街、安くて美味い不衛生な食堂、外国人労働者居住地区などが集ま ...

中国雲南省西双版納(シーサンパンナ)・勐臘(モンラー)県磨憨(モーハン)鎮は第三国人にも唯一開かれたラオス・ボーテンとの陸路国境のお膝元の街。 僕が訪れる数年前まではまだ「未開放国境」だった。もともとは集落程度の小さな辺境の村に国家レベルの大仰な施設 ...

昨日の回顧録では外港区を取り上げたので、対比を兼ねての「澳門内港(マカオ・インナーハーバー)」エリアの日常風景。 僕にとっては今まで何度も何度も擦った見慣れた風景。下町だからこそ「昔ながら」が自然体で残る歴史あるエリア。香港開港以前はマカオのこの内港 ...

沖縄の離島「阿嘉島」に滞在中暇つぶしツーリングで訪れた「外地島」。 基本的には「無人島」だけど「慶良間空港」があるのでフライトがある時は人の行き来があるのかな。島の東側は空港の敷地で西側は丘を利用した展望台とその周辺はジャングルのシンプルな島。慶良間 ...

雲南省西双版納自治区のガンランバ(橄攬壩、橄榄坝)のある「勐罕(モンハン)鎮」は、他国ではメコン川と呼ばれる「欄滄川」に沿って位置し、川を渡ると「景哈」と言う集落があり、その先にはビルマがある。 たくさんの少数民族の集落が点在する辺境で、公共の交通機 ...

JRの「東日本フリーきっぷ」を利用して秋田の横手の雪原に訪れた際に途中下車した岩手県の豪雪地域の和賀郡にある西和賀町。 JRの駅は「ほっとゆだ駅」で、駅舎内に温泉のある全国的にも珍しい駅舎が「売り」。真冬のこの周辺はこんな雪景色がデフォルトの岩手・秋田 ...

広東省珠海市の湾仔はマカオ内港と200メートル幅ほどの汽水で分かつ対岸の町。 経済特区ながら北部のマカオと陸路ボーダーで接する「拱北(ゴンベイ)」の発展速度に到底追いつかない、未だ片田舎な雰囲気を残す集落。とは言うものの、僕自身もこの十数年訪れて無く対岸 ...

もともと湿地帯だった場所を埋め立て歓楽街として開発し、遊廓や賭場・アヘン窟として栄え、マカオのカジノ産業の礎になった場所。 現在はマカオの世界遺産群と同様に重要な観光地として、東側の入り口から飲食店が居並び、中にはセキュリティガードがいるような高級店 ...

初めて訪れた日本海沿岸部の秋田。 着いて見ると豪雪の中で、台風以上の突風が吹きすさぶ気候。 「やはり日本海は凄い!」と思っていたら「爆弾低気圧」と言う異常気象だった。 一週間以上滞在した中で雪の降らなかった日は一日のみと言う豪雪の中、撮れる風景は白銀に ...

中国、広東省の広州市には何度か訪れ滞在もしているけれど、いつも内陸に向かうストップオーバー的な滞在・訪問なのと、広州市自体が広くどこへ行っても波波の人の多さに辟易しては必要以上の街歩きをしなくなってしまう。 初めて訪れた時は地下鉄やバスを駆使しては結 ...

香港で一番の「人種の坩堝」であるチムサーチョイ中央に位置する東洋最後のカスパ「チョンキンマンション(重慶大廈)」。 入境のし易さや各国ピザの発給の容易さから香港に訪れた世界中の英連邦国家や被旧英宗主国からの国民で埋め尽くされ、その中に旅を出来るだけ安 ...

重慶大厦(チョンキンマンション)は香港の九龍・尖沙咀地区のネイザンロード(弥敦道)に面して建つ、1960年代に開発された複合ビルである。 本来は1961年に完成した、個人住宅を主な目的とする16階建ておよび17階建のビルの5棟の総称であるが、現在、観光客が集まる ...

今現在「リアウ諸島州」が「リアウ州」だった頃のバタム島の中心街「セイ・ジョドー」の「ナゴヤ(ルブッ・バジャ)」エリアの下町で、カリマンタン出身の若者たちが徒党を組みギャング化した中で共に過ごす日々。 シンガポールから近いこともあり経済的に裕福な島故、 ...

僕自身はマカオに長期滞在してもあまり足が向かない、本来なら観光エリアの中心部である「澳門外港区」。 カジノ併設の大規模ホテルが乱立し、「健康中心」が多々あり、サービス料が高く付きそうなレストランが軒を連ねる不夜城。24時間営業するカジノに合わせて質屋や ...

マカオにはその昔2ヶ所に「リトル・バンコク(タイ人街)」があり、一つはフェリー・ターミナルの南側に、もう一つは半島中心部を縦断する「水坑尾街」が北側に続く「荷蘭園大馬路」と「東望洋街」に挟まれた「亞卑寮奴你士街(荷蘭園二馬路)」にある。フェリー・ター ...

那覇から瀬底島に向けてバイクを走らせ始めたのは午後2時過ぎ。 当初、那覇から50キロほどだろうと走らせ始めてから58号線上の標識で確認すると実際は100キロ弱の距離。走り始めはチンタラ飯など喰らったりしていたけれど夕方に差し掛かる頃から雨も降り出し、真冬の東 ...

中国・ベトナム間の陸路国境である「友誼関」。 一応「友誼鎮」と言う行政区分はあるものの実際は「憑祥」の一部のような感じ。中国・ベトナム両国の国力のようなもので国境線が移動する不安定なエリアながら、旧国境線上(中国側)は観光地化されては中国人ツアー客が ...

カンボジアのスバイ・リエンからベトナムのホーチミンへのバイク・ツーリングの道すがら見かけたカンボジア・チプーのローカル寺院で一休み。 ハレの日用の色彩鮮やかな民族衣装を纏ったローカル女性の美しさったら。 ガイドブックにも取り上げられ無い小さな辺境の町 ...

ブサキ寺院(Pura Besakih)は、インドネシア・バリ島にあるバリ・ヒンドゥー教総本山の寺院である。アグン山の中腹に位置しており、30余の寺院の集合からなる。 8世紀には、仏教の修行の場であったといわれている。16世紀のゲルゲル王国の時代に急激に隆盛を極めた。 ...

カンボジアからの帰国の途中で一泊だけ過ごした中国一の大都市・上海。 大都市嫌いの僕には、後にも先にもこの時の滞在が最初で最後の滞在。数時間街中を散策するだけで数組の詐欺師に声をかけられるほど胡散臭いローカル性を内包する街に、一度の滞在でギブした街wキ ...

西双版納最大規模と言われるサンデー・マーケット(日曜市)に日程を合わせ前乗りで訪問した勐混(モンフン)鎮。2007年に訪れた西双版納どの町より小さく「農村」と言う言葉がぴったりな町だった。少数民族色は色濃いどころか少数民族の人しか目にしないほど。皆貧しそうだ ...

勐混镇,是中华人民共和国云南省西双版纳傣族自治州勐海县下辖的一个行政建制镇。(Wikipedia)勐混镇,隶属西双版纳傣族自治州勐海县,地处勐海县西南方向,中心位置为北纬21°50′35.34′′,东经100°23′3.01′′,东北邻勐海镇,东连格朗和乡,南邻布朗山乡,西南接打洛 ...

トンレサップ(クメール語: បឹងទន្លេសាប、Tonle Sap)は、カンボジアに位置する湖であり、河系と結びついている。東南アジア最大の湖であり、クメール語で巨大な淡水湖 (sap) と川 (tonle) という意味がある。世界最大規模で水上生活者が生活しており、1ブロック1 ...

アパレルの買い付けをしてた頃一度だけ訪れた事がある韓国・釜山(プサン)へ、マカオコミュニティーの重鎮である「へき氏」の誘いで共に、僕は20年ぶりに訪れた2014年。クルーズの寄港で3時間ほどの滞在ながらも街歩きしたり俯瞰で眺めたりして、20年前に滞在した ...

半年に一度、北海道から東北地方一帯をツアーしていた頃一度だけ弘前市に一週間ほど滞在した事がある。 街中心部には結構な規模の商店街があり、百貨店があり、呑み屋街がありで充実した滞在だったけれど、呑みに行く先々でローカルの人々と意気投合してははしご酒が ...

今や台湾の地方都市一番の観光地になった「九份」。 僕も2006年と2016年の2度訪れては滞在した。今回の画像は2016年の滞在時に撮った「老街(旧市街地)」の今現在は観光客向けの商店街の風景。本当はバイクをレンタルして広範囲を見て回りたかったけど、あいにく滞在 ...

ベトナム南部のほぼ全ての広がりを造るほどの「メコン川」も源流の中国国内では「瀾滄江」と言う名の特に特徴も無い普通の河川だ。 しかしながらその周辺には農地が沿い、集落が広がり、両岸を結ぶ交通機関が点在し、必然人物が行き来し、子供たちが泳ぐ。僕が今まで ...

たまに赤坂を訪れることがあるとランチ難民になっては路地裏を彷徨く。 その昔は「アンナミラーズ」にネタ探しに行ったり「らんぷ亭」でささっと済ませたり。 韓国料理店とパチンコ店の多いイメージだけど路地裏には昼間から営業している格安の居酒屋があったり老舗の ...

「スリや置き引きが多い」「買い物の際はぼったくられる」「基本的に治安が悪い」など、悪い噂話ばかり書かれることが多いフィリピン・マクタン島最大の公営市場である「ラプラプ公営市場(オポン・メルカド )」。 実際にこの市場に何百回も訪れては多くの時間を過ご ...

前回の続き。 昆明駅前の「雲南印象城」と言う名のモールへの入り口広場に並ぶ露店のお土産店と駅前目抜き通りの朝の自転車群。雲南省全土の少数民族の物産や周辺諸国のお土産や特産物が居並ぶ露店の店舗群。外国人観光客など入る由も無く、ここにいる全員が中国人観光客。近 ...

僕の高飛び候補ナンバーワンの「西双版納(シーサンパンナ)」へ赴くために必ずや経由しなければならない雲南省の首府「昆明」の街。 開発途中の雑多な大都会で基本的には好みの街ではないけれど、省都なので猥雑ながらも便利は便利なので滞在もするし飽きることの無 ...

2015年に台湾第2の都市「高雄(カオション)」に滞在したのは「六合夜市」近く。最寄り駅は「美麗島駅」だったので、移動に必然利用する「高雄捷運(高雄メトロ)」。美麗島駅の内装は「世界一美しい地下鉄駅」とも言われ、キャラクターの「高捷少女」も日本のマンガをオマー ...

10年前の今頃の季節、僕は人生で一度きりの「手術」と「入院」を経験した。病名は「陰嚢水腫」と言う陰嚢内に水が溜まる腫瘍が出来、その中に最大500CC以上の水が溜まる奇病だ。発病から施術まで痛くもかゆくも無いので数年放置しながらも水だけは溜まるので、数ヶ月に一度「 ...

台湾(中華民国)第2の都市「高雄(カオション)市」中心部に滞在中、チト足を伸ばして訪れた海岸線にある離島「旗津区・旗津島」。細長い防波堤のような島で、実際には高雄市民にとっても週末をダラダラ過ごす郊外のアクティビティー・エリア。島の船着場。街中に日本語表記 ...