コイワカメラの「世界の路地裏で(または女たち)」

旅先で出会う変わった事物や、または女たち。 それに纏わるショート・ストーリーズ。(画像はクリックして大きくして見て下さい。)

タグ:侯孝賢

4年前の今日、僕は台湾・台北の郊外「九份」にいた。近年台湾観光のメッカとなり、台湾ローカルのみならず日本人観光客も多々訪れる九份を再度訪れて数日滞在してはその魅力を再考したかった。初めて訪れた2006年にはまだ海外からの観光客の姿も少なく、むしろさびしげな印象 ...

昼と夜が移り変わり、人々が何か不安な気持ちになりそうな「逢魔時・大禍時」の九份老街とその周辺の日常。この地を訪れる多くの観光客のほとんどが、この時間から夜になりかけのこの街の不安定な灯りの燈るまでを観たがっては「映え」を模索するw化け物が出てきそうな、大 ...

朝起きて外を眺めると昨日からしとしと降り続く小雨に濡れる「九份山城」。山頂付近にはお廟と小学校以外何も無いので、何かの用足しには必ず下界に少し下らなければならない。山頂は昼夜閑静だけれど一歩老街に出るとそこには怒涛の人波を造る観光客。結構な豪雨を伴った日 ...

平日休日にかかわらず毎日多くの観光客が訪れる「九份山城」。そのほとんどが「日帰り観光」なので、夜も特に深夜になるとメインストリートである「九份老街」でさえも人影なくなる中、道なりに設えられた「提灯」が「九份感」を醸し出す。老街内にコンビニや深夜営業の店が ...

台湾の首府・台北の郊外ながらも、結構な山間部にある集落なので不安定な天気の「九份山城」。晴れていると思って外出すると、雲の行き来でいきなりの豪雨に見舞われたりがデフォルトの天候。そんな九份の日中の、雨中の、観光客の人ごみの中で。 海外からの観光客、特に日 ...

今現在の 「九份老街」は日中から夕方までまるで芋を洗うかのような人の波だけれど、10年前は観光客の訪れる昼過ぎまでは人影まばらな辺境の観光地だった。日本人はよほどの好事家かジブリ・マニアと辺境カメラマンくらいしか訪れはしなかった。そんな2006年初夏の人影まばら ...

もともとは「9家族しかいない集落」であった事から「9軒分」から名付けられた「九份」。台北市郊外の山の中腹にある辺鄙な集落は今や、台湾観光の代表的な場所になった。僕が始めて訪れた2006年頃はまだ昼夜問わずゆっくりと商店街をひやかせたものだったけれど、近年の日中 ...

 台北から電車に揺られること小一時間。 九份までの中継地点でもある瑞芳の駅前は晴れ。 その駅前から九份へ向けて市バスに乗り込む。 瑞芳の市街地を5〜10分程走ると山道に差し掛かる。 遠くの山々に濃い霧がかかり山頂が見えない。 「幻想的だ」などと思っているとバ ...

初めて九份に訪れた2006年に宿泊した民宿「九重町」。九份老街中心部にあり、2016年秋に訪れた時には宿泊こそしなかったが10年前と同じように同じ場所に佇んでいた。2006年に宿泊した時には常時フロントにどっかと座る日本語の堪能なお爺さんとたくさんの若い女性がスタッフ ...

 九份集落のある丘から「瑞金公路」を挟んだ向かい側に鎮座する「基隆山(雞籠山)」。この山があるからこその「九份」の眺め。その眺めの昼に夜に西に東に。   実際に登ってるしwシックスサマナ 第32号 人生の後始末 [Kindle版]クーロン黒沢(著)、コイワカメラ(巻末 ...

九份老街のメイン・ストリート沿いで営業する数多店舗のファザード(正面)やその周辺とか奥とか細部とか。    テーマとターゲットの違う「竹下通り」だなw背後に2国間の歴史が介在するだけ崇高に見えるだけ。シックスサマナ 第32号 人生の後始末 [Kindle版]クーロン黒 ...

 九份老街をぐるっと取り巻くかのごとく続く路地裏の「軽便路」。バス通りである「汽車路」と2箇所で繋がっては観光客を老街中心部へ誘うかのごとくだ。 こうして眺めると2006年当時は寂れた路地裏風情だけれど、今現在は「犇く(ひしめく)」という言葉がぴったり来るほど ...

九份に始めて訪れた2006年当時の人口は2500人程度だったのだが、2016年に訪れた時には2006年当時の2〜3倍に増えているのではないかと思えるほどのスタッフの多さ。必然的にペットとして飼われる鳥獣類も増えるわけで、路上や店内の至る所で犬猫の姿を見かける。特に観光客の ...

 九份山城は「瑞芳」の郊外山岳部に位置しているので必然周囲は山々に囲まれている。九份の高台からの眺めは周辺の山々と、その先に広がる東シナ海だ。その眺めの海の辺りを2006年当時のローカルの年配者達は「四面海」と呼んでいたけれど、今はどこを探してもそんな名称が ...

この町を訪れた事の無い人に「九份の頂上」という言葉を使っても理解できないだろうが、まぁ、そんな場所。観光客犇く「基山街」や「軽便路」の北側の路地裏を登るか、階段路地の「豎崎路」を上り切った先にあるのがこの通りだ。宿泊客の少ない「悲情城市」頂上の、旅慣れた ...

悲情城市(九份)のメイン・ストリートで、ここを訪れる皆が必ずや行き来する「基山街」の近年(2016年)の町並み。10年前に始めて訪れた頃との変化は軒の店の入れ替わりと観光客の多さ。ひしめき合いながら行き来してはすれ違う観光客の多さに、日中はこの通りを行き来する ...

この辺境の炭鉱跡の商店街を訪れる観光客の多くは、とりあえずこの店を目的に散策を始めるのだろう「阿妹茶酒館」。町並みが「千と千尋の神隠し」の背景に似ている事からここ九份がモデルにされたといわれる事があるけれど、それは「ビビアン・スー(徐 若瑄〈シュー・ルオシ ...

台湾新北市の一大観光地「九份」の一番「擦られる」通りの「豎崎路」。九份を一本道で貫く階段の参道のような路地裏小道。2000年代になって常時「提灯」が掲げられた路地裏階段路は、多くの観光客を吸引しては、今や日本から修学旅行で赴く場でもある。山間にある集落なので ...

まだ観光地として日本人にはマイナーだった頃の2006年と、台北滞在のエクスカーションの定番となった2016年の九份の路地裏で。この町は台湾人にも日本人にも両国が共に歩んできた歴史を垣間見れる町で、日本人には観光地として台湾人にとってはデート・スポットとして平日・ ...

2006年初めてにして未だ一度だけしか訪れていない台湾北部屈指の観光地「九份(ジォウフェン)」のメインストリート「豎崎路」で撮った銀塩フィルム&トイデジ(200万画素)画像編集し直しリプライズ。この頃からこの街中に「悲情城市」の文字がやたら掲げられ、赤い提灯が街 ...

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