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中国雲南省西双版納（シーサンパンナ）タイ族自治区勐罕（モンハン）は通常「橄攬壩（ガンランバ・橄榄坝）」と呼ばれているが、本来は5つのタイ族の村を囲いテーマパーク化した「西双版納タイ族園」を指す地名だ。 

パークの中心部では毎日「撥水節」や「民族舞踊」「夜市」などが行われる以外は普通の「タイ・ルー族」の暮らしが営なわれる辺境集落の集合体だ。

中国国内の観光地としては「AAAA級」なのでインフラは完備され整備も行き届いているので、普通の集落よりは綺麗な環境に保たれてはいる。

園の中には観光客目当てのお土産屋やホテル、食堂なども多々あり村・町としての機能も充分だし、多くの女性たちはタイ・ルー族の民族衣装を身につけて暮らしてもいる。

普通の街中でなかなか民族衣装を纏った少数民族の姿を見る事が少なくなった今では、異国情緒と簡単に触れられる便利な場所でもある。

僕も2007年に初めてこの地を訪れた時には狂ったかのように通った場所だが、2010年の2度目の訪問時には他の場所でたくさんの少数民族を眺めた後だったので足が向う事は無かったが、昨年の訪問時には改めて見直してみた。

とりあえずは入り口付近にある「曼降村」周辺から。






















園西側にあるメイン・エントランス。

入園料はJPY1000位だったかな。























入園すると大通り沿いにはお土産屋が軒を連ねる。

































































園内の居住エリアの建物は高床式の東南アジア・スタイル。

その中庭では昔ながらの作業風景がショウアップされる。


































































































































園内の全てが東南アジア風で、ここが中国である事が信じられないほどだ。

少数民族の人々も当たりが柔らかく、漢民族特有の刺々しさが感じられない。

一日一日がゆっくりと過ぎて行く感覚がこの場にはまだある。

それが造られた物でも。