中国海南省三亜市のはずれにある「鹿回頭風景区」。
ローカルの少数民族「黎族（リー族）」の伝説をベースに開発した観光風景区。
入り口で入場券を買い、歩きでも行ける頂上に向けて有料バスでゴー。
途中に大仰な看板があったり、「自然に落書き」が本土中国観光地のデフォ。ｗ
頂上には「黎族（リー族）」の伝説の元となった；
鹿回頭（鹿が振り返る）伝説
昔、昔。
あるところに暴君がいて、鹿の角をほしがっていた。
そこで黎族の青年に取ってこいと命じた。
あるとき青年が狩に出ていると、とても美しい鹿が、豹に襲われるところだった。
青年は豹をやっつけたが、その鹿は逃げてしまい、仕留めそこなった。
青年は鹿を追った。
鹿を追うこと9日9晩。
99の山を越えたころ、三亜の断崖絶壁まで鹿を追い詰めた青年は、弓に矢をかけた。
そのとき、鹿はじっと青年を見つめ、美しい娘に姿を変え、青年の足元に駆け寄った。
２人は夫婦となり、兄弟たちも呼び寄せ、暴君もやっつけた。
男は田畑を耕し、女は機を織り、子孫は繁栄した。
その地は今、鹿回頭公園となっている。
（参考；広東旅行出版社「海南之旅」・翻訳；関口直美）
振り返った鹿と娘の像がある。
その鹿の足下から眺めた三亜市。
ちなみに、公園内には日本語も併記された看板がそこかしこに掲げられているけれど、こんな場所に来る日本人なんてよっぽどの暇人か辺境・戦場カメラマンくらい。ｗ
ちなみに看板に書かれている「広い東海の眺め」はこれ。
「小心小僧」も至る所にいました。
真面目な話をすると、ローカルの少数民族である「黎族（リー族）」の居住地は三亜市の最南端の、交通的に至極不便な（隔離されたのような）山中。
近年はその手前に、台湾資本の「分譲マンション」が鋭意建設中で、隔離はほど濃くなりつつある模様。
大陸中国とは違った雰囲気を持つ離島の「省」や「街」だったけれども、再訪はないだろうなぁ。ｗ
もともとはベトナム系の文化や言語、宗教観を持つ民族色らしかったのだが、今の状況をばっさり言うと「台湾の飛び地」らしい雰囲気や関連企業やなんやら。
と言う事は「日・台・海」連邦も実現するかな。
「遠い未来には」ね。ｗ
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コメント
コメント一覧 (1)
どんなマスク 体しているのか。
みてみたい。