今日（8月15日）日本では｢終戦記念日（戦没者を追悼し平和を祈念する日）｣だけれど、この日を日本の統治から解放された日として韓国では「光復節」、朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮・北韓）では「祖国解放記念日」として祝われる。
韓国と北朝鮮の2国はその後の朝鮮戦争（これも韓国では｢韓国戦争｣｢六二五事変｣と呼ばれるのに対して北側は｢祖国解放戦争｣と呼称している）を経て休戦状態が今も続くことになる。
世界中で隣り合う国家で互いに仲のよい国家など存在するはずも無く、仲が良ければひとつの国なるはずだ。
前述した大戦や朝鮮戦争以外にも世界には多くの戦争や紛争が過去にあり、また現在進行形の場所も多い。
＊サイパン、過去系
北部に日本軍の司令部が置かれ、アメリカ（連合軍）と戦い敗戦した。
しかしながら今は日本人観光客や日本企業に経済のほとんどを依存している状態が長く続いている。
＊金門島・台湾領、最近になって過去系
中国本土側に接する台湾の離島｢金門島｣は実際には大金門島と小金門島のほかに10の小島からなる｢諸島｣で、正式名称は中華民国福建省金門県。
本土中国からの侵略戦争である｢金門砲戦（第2次台湾海峡危機）｣を経て対中国の前線島となり、その緊張は｢三通｣が双方同意される2008年まであった。
三通が実際に現実化してから日も浅いためか、大陸側のビーチには未だ未撤去地雷が多くあるらしく（観光客が来ないような場所はロープが張られるでもなく）多くの｢DAGER! MINES（危険・地雷）｣看板が立っている。
＊プレアヴィヒア・カンボジア、一応過去系、実際はたまに現在進行系
タイ・カンボジア国境線上高台の丘上にある｢カンボジアの｣世界遺産寺院。
国際法上はカンボジア領に確定しているのだが、｢プレア・ビヘア寺院事件｣を経て｢タイとカンボジアの国境紛争｣が2012年まで続き、一応は双方とも軍を撤退させている｢体｣だが、実際には散発的に（威嚇のためなのか）双方からの銃撃がある。
また寺院の外や丘陵地帯にはびっしりと地雷が埋められているようで、寺院から丘陵側の戸外へは足を踏み出せない状況。
何時の時代にも世界には必ずビクトル・ボウトやサルキス・ソガナリアン、アドナン・カショギのような｢武器商人｣が存在するわけで、彼ら（もしくわ彼らの会社）のロビー活動の結果がある程度戦争や紛争を起こす原因になっている気がするし、企業としてそれらが継続存在するためには武器供給量は年々多くなるはずだ。
故に、今現在世界中で保持・用意されている武器・銃器・兵器のたぐいは第二次世界大戦を何十回、何百回起こせるほどなのではと推察する。
今日｢全国戦没者追悼式｣で式辞を述べた安倍首相率いる｢第2次安倍内閣｣は現在、対米支援のために｢武器輸出三原則撤廃｣を目論んでいて、日本国家が「死の商人｣になろうとしている矛盾もある。
結局地球上から｢戦争や紛争｣など無くなりはしないのだろう。
それが｢現実｣ってやつなのだろうなぁ。ｗ
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