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シンガポールは島国で、実際にはマレー半島部と陸地では接点は無いが、マレーシアからシンガポールが「輸入」している水のパイプである「ジョホール水道」に平行にかけられた橋が両国を陸路でつなぐ唯一のポイントだ。

両国の国境を挟んだシンガポール側は「ウッドランズ」と言う森林地域で、特筆するとすれば「クランジ」にアジア最大の出力を要するBBCの中継局があったはずだ。

(WRTHをここ10年以上買い求めていないので、現在の詳細は不明。w)

(近年は郊外型のニュー・タウンが出来てそこそこ開発はされているようなので、ひところの「ジャングル風情」ではなくなって来てはいるようだが)島の南側に広がる都市機能に比べると狭い国土とは言えまだまだ開発の余地がある土地が広がっている。

かたやマレーシア側には出入国ポイントを出ると、すぐそこには「ジョホール・バル」の街が広がり目の前には「コムター」のバベルの塔のようなビルが立ちはだかるのが眼に入るだろう。

ガーデン・シティーを標榜する、国土の全てがネズミー・ランドのようなシンガポールからジョホール・バルに来ると、経済格差なのか国政の違いからなのか、西麻布から西新宿にワープしたかのような風景の違いと行き来する人の「格」のようなものの違いを感じてしまう。

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画像はマレーシア側からシンガポールに向かうバス乗り場へ行く一本道だが、通りの右側の歩道は国境方面へ向かい、左側の歩道は行き止まりで、それを無理やり進むとスラムに行き着いてしまう。

この辺りはほぼ赤道直下で、年間を通して40℃近い気温の日々がほとんどだが、そんな環境の中で排水溝(ドブ)の上に直接トタンを張っただけの高さ1.5メートルほどの納戸とか物置にしか見えないようなスクウォター群が何十件も軒を連ねていて、辺りは排水の水溜りが池のように点在し、たくさんのネズミが行き来しているという様だ。

まぁ、アジアの国々を市井の視線で旅していれば、どこの国にもある光景なのだろうが、この場所はチョットそのレベルが凄かった。

まぁ、その後の僕は辺境カメラマンとして各国の「貧区」を主に訪れるようになり、スラムとかゲットーとかスクウォッター群などは日常茶飯に眼にする事になり、この時の驚きなどはまだまだマシな方だったと懐古できるまでになったが、そんな「慣れ」も嫌だなぁ。


(でもこんな場所に笑いなど存在するわけも無く、あるものは悲しみと苦悩や苦痛だけなので、出来れば眼にはしたくは無いよな。 その夜の酒が不味くなってしまう。)

(ガーデン・シティーなシンガポールにはこんな場所は無いだろうとお思いの方は多いだろうが、シンガポールにも掃き溜めのような場所があり、シンガポール政府がそれをあからさまに公表していないだけでちゃんと存在する。 場所は海岸ほど近く。 街道から眺めると「フィッシュ・マーケットがたくさんあるなぁ」と思うような場所の奥に広がっている。 まぁ、何だかんだと能書きたれても、結局どこの国にも「表があれば裏もある」と言うことだな。)