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中国国内でも辺境の部類に入る雲南省は、省内東西に鉄道は敷かれているものの南北には北側にしか敷かれておらず、昆明以南の公共の交通機関は未だバスのみだ。

もちろん「バスの種類」も多く、中には昆明とラオスのビエンチャンを30時間ほどかけて直行で結ぶ「国際バス」があったり、車内にベッドが上下2段になって居並ぶ「寝台バス」が走っていたりと、日本の感覚では考えられない種類のバスが走っている。

また、狭い地域内の移動にはワゴン車がバス代わりに利用されていたり。

いつぞやは普通のワゴン車に14人乗りした事もあった。w

(それも日本では考えられない。 って言うか違法。w)

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出来ればトイレも食事も自由に出来ない「バス旅」などはしたくは無いのだけれど、それしか選択肢が無いほどの辺境エリアではそんなわがままも言えない。


最近は辺境エリアのバス事情も進歩してきて、発展途上国にありがちな「バイブレーション・バス」などは中国の辺境でもなかなか出合うことは無いが、今年の初めに景洪(ジンホン)からモンハン(ガンランバ)までのバスで久々に出会ってしまい、物凄い(車のエンジン自体の)揺れの中で40分を過ごした。

さすがに先進国育ちの僕には「ひどい揺れだなぁ」程度なのだが、車に乗る機会の少ない現地の少数民族の人たちにとってはきついらしく、バスが発車して10分程度で、10人ほどの乗客のうち半数ほどが「乗り物酔い」で走るバスの窓から嘔吐していた。

何かの本で、「発展途上国のバスには窓からの嘔吐物で何本ものストライプが出来る」なんて件を読んだ事があるけれど「これがその状態かぁ」と妙に冷静に感じていたっけ。

そのくせ中国人は(少数民族を含め)良く飲み食いするので、その割合も高いはずだぜ。

(学習能力が低いよな。w)



雲南省はふた昔前の主要道路の舗装から、その後のバイパスの充実、そしてここ数年で高速道路の建設へと、車による国内移動のインフラを整備してきた。

それによりほんの数年前は、昆明から景洪まで2泊3日かかると言われていた移動の速度が、今や10時間程度で行き来できるまでになった。

今現在も整備区間は点々とあるけれど、雲南省内は東西南北ほぼくまなく完成している。

沿岸部に近い他の省よりも早く(中央政府が多くの資金と労力を駆使して)このエリアの高速道が整備された背景には「鉄道が無い」以前にビルマやラオス、ベトナムと国境を接する事による「国境貿易」を念頭に入れているのが見え隠れする。

また少数民族度合いの高いこのエリアに、漢民族を殖民させる意味合いもあるのだろう。

(あと、レア・アースな。)*


そんな色気の無い事を考えながら、僕はまた懲りずに雲南でバスに乗るのだろう。


10時間とか20時間とか。




*
雲南省を本格的に掘り出したら、ルビー・エメラルド・翡翠はもちろんの事、多くの種類のレア・アース(レア・メタル)が産出されると見られている。

納豆や豆腐、熟れ寿司、赤飯(雲南では紫飯)、民族衣装の色彩感覚、奥ゆかしい民族性と、ひところは「日本文化のルーツ」とも言われた雲南こそ日本の飛び地として(台湾、パラオと共に)この機会に.........

やばい、やばい。w