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初めてマカオを訪れたのは1995年の春。

7泊8日のホンコン旅行のオマケだった。

旅立つ前の予定では、2泊をマカオで過ごしその後の5泊をホンコンに充てるつもりだった。

当時マカオに関しての知識などほとんど無く、ただ単にビザさえあれば、市街地から徒歩で陸路国境を超えられると言うだけが目的で訪れただけだ。

(当時マカオはポルトガルだった。)

(まぁ、カジノと言う目的もあったけど、すでにラスベガスやバハマで経験済みだったので、それほど執着はしていなかった。)

実際に訪れたマカオは、狭い土地に「全て」が詰まっているかのような僕好みの街だった。
 
でも、そんな街は世界中にたくさんあるわけで、僕がマカオにハマッタのは何より、街中を漂う香りだろう。
 


それはマカオで過ごす2日目のこと。

当時ロイヤル・ホテルに宿泊していて、目の前のバスコ・ダ・ガマ公園で行われている太極拳を眺めた後、雀仔園周辺で朝飯を食べ荷蘭園大馬路を散策していて、ちょうどアイス・クリームで有名なライ・ケイ辺りに新規開店の花輪が並んでいるのを見て、「根本的には日本と変わらないなぁ」などと思いながら足元を見るとそこには小さな祠があり、花と線香が添えられていた。

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その時、何か直感的に感じるものがあり「この街で死んでもいい」と思った。


ただそれだけのことだ。


八角と線香と南国特有のカビ臭さの混ざった匂い漂う、古い昔ながらの商店街のような荷蘭園大馬路を歩いていると、夏休みにばあちゃん家で過ごしているかのような「懐かしい」とは明らかに違う「胎児回帰的感覚」を感じた。


30歳を過ぎて、生まれて初めて感じる感覚の原因を探るかのようにマカオでの延泊を続け、結局5泊もしてしまった「初マカオ」。


その後日本に帰って来ても、その感覚はトラウマのように僕の脳裏にまとわり続け、またその感覚を味わいたいがために暇を作ってはマカオに通うこと既に15年以上経った。

未だそのトラウマの原因は定かではないけれど、僕のマカオとの関係は僕が生きているうちは続くだろうから、今となってはもうどうでもいい。



僕はマカオに恋してるのだろう。


恋焦がれる事に「原因」や「理由」など無いからね。