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元記事:http://4travel.jp/traveler/koiwakoiwa/album/10144140/

旅行時期:2007年03月07日〜03月27日


往路は、広州からモーハンまで宿を取らずに、60時間近くかけて一気通関した行程も、復路は行く先々で宿を取り、ゆっくり昆明まで戻ってきた。

ここからまた26時間かけて広州に「火車」で戻り、その後2時間ほどのバスで澳門(マカオ)に帰る旅だ。

本来は2〜3ヶ月かけて、ゆっくりともっと色々な土地を見て回りたかったが、このエリアの朝晩と日中の温度差の激しさからか、旅の前半で風邪をひいてしまい、それがなかなか直らず、移動が億劫になってしまった。

またそれに輪をかけて、時々襲う食あたりと、その「食」に対するストレスでかなり凹んでしまった。

今考えると、軽いホーム・シックのようだった。

澳門でたくさんの友人達に囲まれて、上手い飯と上手い酒を、気の利いた会話と共に楽しみたくなってしまった。

終いには吉野家の牛丼の夢まで見る始末。

澳門に帰ろうと思った。


src_12154652昆明で泊まった宿の窓からは、地元の人々の普通の暮らしが垣間見れた。

朝のあわただしい光景や、昼間洗濯物を干している所。
午後のまったりした窓辺の様や、夜の団欒などなど。

向こうからも、こちらが丸見えだろうけど。



src_12154653僕が泊まった「昆湖飯店」はその昔、バック・パッカー御用達の安宿だったらしいが、今は全面改装されて、一番安い部屋でも200元/泊に変わってしまっていた。
(それでも香港・澳門に比べれば激安だが。)

フロントでは普通に英語が通じ、部屋のキーもカード式の最新の物だった。



src_12154654昆明の目抜き通りである北京街には、そこそこの値段のホテルばかりかと思いきや、一本路地裏に入ると、一泊20〜30元で泊まれる安宿もたくさんある。

昆明は大都市なので、一泊20〜30元の宿は、普通の日本人の感覚では、泊まるのに躊躇してしまうだろうけど。




src_12154655昆明の目抜き通りは半端無く広い。

それに比例するかのように歩道橋もでかく、その階段も果てしなく長い。






src_12154656その広い通りには、昼夜問わず車と自転車とバイクと人が、引っ切り無しに行き来している。








src_12154670駅前は例外なく広場になっていて、広州駅ほどではないにしろ、何千人もの人民が大きな荷物と共に座り込んだり寝たりしながら、自分の乗る列車の時間を待っている。







src_12154671駅のデッキから市内を眺めてみる。

ここ十年ほどで急激に街が近代化したらしく、高いビルは通り沿いにしか見当たらない。








src_12154672地方から出てきたのか、はたまた旅行者なのか、駅前で写真を撮る光景を良く目にした。








src_12154673さて、帰りますかと、駅に向かう。









src_12154674入り口で自分の乗る列車の車両ナンバーを確かめ、指示通りの待合室に向かう。








src_12154693この位の大きさの駅になると、造りが空港のようで、必然旅情も高ぶってくる。









src_12154694ちょっと脇に目をやると、中国らしくそこここにスローガンが掲げられている。









src_12154695僕の乗る列車の待合室に行くと、出発1時間前にもかかわらず、すでに待つ人、数千人。









src_12154696この人たち全員が、一本の同じ列車で26時間も運命を共にするのだと思うと滅入ってくる。









src_12154697ほとんどの人が、引越しでもするかのような、もの凄い量の荷物を持っている。









src_12154698乗車ゲートが開くと、この数千人の人たちが、一気にゲートへとなだれ込むのだ。

席は指定なので、席確保のためではなく、荷物置き場の確保のために皆急ぐのだ。






src_12154699これに乗ってしまえば、明日の昼過ぎには広州だ。

完了! 大団円! どんど晴れ!

「地を這う旅」の円は閉じた。









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今年も昆明から広州まで、当時と同じ運航番号の長距離列車で移動したが、昆明駅の印象はこの当時(とは言ってもほんの3年前なのだが)とほとんど変わりは無い。

待合室の端のほうに「喫煙所」が新設されていたが、3年前はどこでタバコを吸っていたのか思い出せない。

記憶をたどると、どうしても「南寧駅」と混同してしまって思い出せない。

両駅とも同じような気候の中で、同じような待合室の造りで、同じような人民に囲まれて過ごしたせいだろう。w

でも3年前に経験したこの旅は、未だに辛い事があると思い出す「心の支え」になるほど楽しい旅だった。