もう既に廃刊となったホンコン発刊の日本語誌で「香港通信」と言う雑誌があった。
その雑誌の1997年2月号はマカオ特集で、名づけて「のんびり澳門」。
その中のマカオのボーダーに関するコラムの抜粋です。
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「中国から毎日通えてしまうマカオ」
マカオのコロアネ島と珠海市の横琴島は、ほんの200メートルくらいしか離れていない。ここも中国とマカオをつなぐ重要な場所だ。
ここでは、小さな渡し船が中国とマカオを往復する。この船は、屋根も座席もない木造のポンポン船。マカオ側にも埠頭らしきものはまったくなく、船はコンクリートの岸壁にぶつかるようにして停まる。するとマカオでの買い物袋を手にした大勢の中国人たちが乗り込み、あっという間に対岸に運ばれていく。マカオ側には水上警察がいるが、税関らしきものはなくてノーチェック。うたた寝したり、おしゃべりしたりして、これで大丈夫なのだろうか。
これなら、そのまま中国人たちに混じって船に乗り込み中国に渡れてしまうのでは、と思ったけど、それはやっぱり難しい。ここは、横琴島に暮らしている中国人専用。彼らは、特別に「辺境通行証」という許可証を持っているので、マカオと自由に行き来できるのだ。一方、珠海と横琴島の間は、逆にチェックが厳しい。珠海の中国人たちが気軽に来れる所ではないのだった。
そのため、横琴島からやって来る中国人とマカオの警察官はもう顔馴染み。「あの連中はけさの8時に来た連中だよ。」と許可証を見なくても、マカオの警察はしっかり分かっている。
船は朝8時くらいから、夕方の4時半まで、5分おきくらいに運航。たいてい朝の便でやって来て、マカオでしこたま買い物をし、夕方の便で帰って行く。香港やマカオの若者に人気のブティックであるG2000の袋を手にした中国人の女の子が駆け足でやって来ると、マカオの警官が「お〜い、乗り遅れたな」なんて声をかけていた。
香港と違って、マカオの国境はとてものどかで平和なところなのだ。
コロアネ島の小さな船着き場。袋を担いだ中国人が帰って行く。
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これのちゃんとした物が、マカオ半島部にも昔からある。
フィッシャーマンズ・ワーフにも出入国ポイントが出来るらしいので「スタンプ・マニア」には制覇したいポイントだろうなぁ。ｗ
その雑誌の1997年2月号はマカオ特集で、名づけて「のんびり澳門」。
その中のマカオのボーダーに関するコラムの抜粋です。
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「中国から毎日通えてしまうマカオ」
マカオのコロアネ島と珠海市の横琴島は、ほんの200メートルくらいしか離れていない。ここも中国とマカオをつなぐ重要な場所だ。
ここでは、小さな渡し船が中国とマカオを往復する。この船は、屋根も座席もない木造のポンポン船。マカオ側にも埠頭らしきものはまったくなく、船はコンクリートの岸壁にぶつかるようにして停まる。するとマカオでの買い物袋を手にした大勢の中国人たちが乗り込み、あっという間に対岸に運ばれていく。マカオ側には水上警察がいるが、税関らしきものはなくてノーチェック。うたた寝したり、おしゃべりしたりして、これで大丈夫なのだろうか。
これなら、そのまま中国人たちに混じって船に乗り込み中国に渡れてしまうのでは、と思ったけど、それはやっぱり難しい。ここは、横琴島に暮らしている中国人専用。彼らは、特別に「辺境通行証」という許可証を持っているので、マカオと自由に行き来できるのだ。一方、珠海と横琴島の間は、逆にチェックが厳しい。珠海の中国人たちが気軽に来れる所ではないのだった。
そのため、横琴島からやって来る中国人とマカオの警察官はもう顔馴染み。「あの連中はけさの8時に来た連中だよ。」と許可証を見なくても、マカオの警察はしっかり分かっている。
船は朝8時くらいから、夕方の4時半まで、5分おきくらいに運航。たいてい朝の便でやって来て、マカオでしこたま買い物をし、夕方の便で帰って行く。香港やマカオの若者に人気のブティックであるG2000の袋を手にした中国人の女の子が駆け足でやって来ると、マカオの警官が「お〜い、乗り遅れたな」なんて声をかけていた。
香港と違って、マカオの国境はとてものどかで平和なところなのだ。
コロアネ島の小さな船着き場。袋を担いだ中国人が帰って行く。
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これのちゃんとした物が、マカオ半島部にも昔からある。
フィッシャーマンズ・ワーフにも出入国ポイントが出来るらしいので「スタンプ・マニア」には制覇したいポイントだろうなぁ。ｗ
コメント
コメント一覧 (2)
この号は私も持っていますが、マカオ半島１周４時間で
歩いていますね。今だとどのぐらいかかるでしょうね。
>
> この号は私も持っていますが、マカオ半島１周４時間で
> 歩いていますね。今だとどのぐらいかかるでしょうね。
年を増すごとに｢埋め立て｣や｢土地開発｣によって拡張するマカオの土地。
交通事情も歩行者には厳しいものになりつつあり、徒歩でマカオ一周など今は体にも悪そう。
それでも大陸を眺めながら内港をグワンザッに向かう川べりには、風情ある風景の連続がありそうですね。