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旅行時期: 1988年01月〜01月

元記事:http://4travel.jp/traveler/koiwakoiwa/album/10027933/



きっかけはビリー・ジョエルの「ナイロン・カーテン」と言う一枚のアルバムからだった。

当時のルーム・メイトの叔母がアレンタウン近郊に住んでるので、そこで休日を過ごそうと言う事になった。

「ナイロン・カーテン」の一曲目「アレンタウン」で歌われるこの街は、60年代のアメリカの鉄鋼業の最盛期をベツレヘム(隣町)と共に支えたが、80年代の今(当時)はすでに工場は閉鎖され、仕事をなくした人々は街を去り、もう昔の面影は無い、そんな寂しい曲だ。

(マイケル・チミノ監督の映画「ディアー・ハンター」に結構かぶる。)

そのアルバムが出されて数年後、まさか自分がその場所に行ける事になろうとは思いもしなかった。



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実際に行ってみると、確かに歌詞の中にもあるようにベツレヘムの街は、工場を中心に街全体が鉄条網で囲まれ、寂れたと言うよりゴースト・タウン化してたが、アレンタウンは違っていた。

街は綺麗に整備され、いたるところにギャラリーや美術館、劇場などが建てられ、ソーホー(ニューヨークのギャラリー密集地)と言う呼び名のエリアまで作ってアメリカ全土から若いアーティスト達を誘致させ、芸術の街として復興させていたのだ。




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芸術の街として復興したアレンタウンの目玉はやはりこのアレンタウン・アート・ミュージアムだろう。

2階建ての本当に小さな美術館だったけど、ロビーには当時お決まりのキース・へリングの「無題」のシリーズが2〜3飾られ、メインにはミレーやゴッホのレプリカや、そうかと思うとフランク・ロイド・ライトのコーナーがあったりで、節操無いったら無いけど、がんばってるのがよくわかった。

(ちなみに、浮世絵もあったりしたりして.......)



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僕が訪れた時は、「ア・トレジャー・ハント」と言う子供向けのワーク・ショップっぽい事もやってた。

そのせいか、美術館に行ったと言うより、保育園で美術を鑑賞した.......そんなイメージだった。

でもそれでいいのだ。

いや、それがいいのだ。




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星桃次郎さま。

いただいたコメントに、どうレスったら良いか分からなかったので、エントリーでお返ししました。


アレンタウンに関しては、落ち着いた佇まいの・封建的な・新たな「アメリカらしい」街と言う印象を受けました。

いい街だったと言う思い出しか無いので、「死に場所」の候補です。

この街なら、静かに逝けそうです。