フロム｢澳門世界遺産追加申請案件｣・「紅街市」 : コイワカメラの「世界の路地裏で（または女たち）」

ブログネタ：: 澳門に参加中！

元記事：http://blogs.yahoo.co.jp/koiwakoiwa24/1997312.html

マカオに数ある市場（街市）の中で２番目に古く、マカオ半島の中心にあるため重要度も高く、また一番ピクチュアレスクな建物の中にある。

市場の建物がピクチュアレスクって言うのも何か変な話だが、下町風情の建物の中に忽然と現れるレンガ造りの横長の建物は「裏・民政総署」と呼びたくなるほどの迫力がある。

建物内はもちろんの事、建物の周りも市場外市場になっていて、朝の早い時間などは戦場さながらの喧騒だ。

すぐ近くには、マカオでも数少なくなった茶芸館の一つ「龍華茶楼」があり、マカオの粋な男達の社交場になっている。

紅街市の前の通り（高士徳大馬路）は現代のマカオの「銀座通り」でもあるし、交通の拠点でもあるためこの街市の建物を目にする事も多いはず。

中国的ともポルトガル的とも言えない風貌のこの建物は、マカオ料理における「アフリカン・チキン」の様に、各国のペーソスを吸収した後に出来上がったクロス・カルチャーな建物なのだと思う。