（旅行時期： 2007年03月07日〜03月27日 ）
（元記事http://4travel.jp/traveler/koiwakoiwa/album/10138034/）
景洪からモンラーまで約6時間。
モンラーでミニ・バスに乗り換え更に1時間半。
やっとの事で一番の目的地「モーハン」に着く。
この旅全体で、この区間が一番辛かった。
泣きそうになった。
今、雲南全土で高速道路の整備が行われていて、老朽化している現存するバイパスのほとんどが放置状態なのだ。
もともと中国のバイパスにはガードレールなど無いし、特にこの区間は景洪からモンハンまでは瀾滄江（メコン川）沿いの崖っぷちを走り、その後は九十九折の山道を登ったり降ったりしながら（ここも崖っぷち）何時間も行くのだ。
道幅もバスがギリギリすれ違える程度しかなく、数百メートルに一箇所は路肩が崩れていたりする。
それに輪をかけてドライバーは、今さっき彼女にフラレタばかりの高校生か片山右京か、と思うほどにぶっ飛ばすのだ。
何度死ぬかと思った事か。
景洪には3箇所の長距離バス・ターミナルがあり、総合的にこの南バス・ターミナルが利便性が高い気がした。
利用者が他の2つに比べ客が少ないのか、予約が入れやすいのだ。
バス乗り場では、ドライバー達が水パイプをまわし飲むゆったりさ。
でもそれって、ガンジャほどの効き目があるのでは？
僕の乗るバスのドライバーでない事を祈った。
バスは瀾滄江（メコン川）をまたぐ西双版納大橋を通り南下を始める。
ガンランバ風景区として有名なモンハンまで瀾滄江の川岸をひた走ります。
2009年完成予定の高速道路「G213」号線が、所々で工事しているのが見えます。
これが完成すれば、モーハンまで8時間程のバス旅も、4時間ほどに短縮されるでしょうし、崖っぷちを走る恐怖も無くなるでしょう。
景洪を出発して2時間半程で、最初の休憩地「モンルン」に着きます。
この辺まで来ると、道行く人達の中の少数民族度が増してきます。
モンルンはモンラー県の中で、モンラーについで２番目に大きな街ながら、田舎然とした街でした。
昆明では1％未満だったのが、景洪では10％位、この辺は30％位でしょうか。
売店も今まで見た「店」構えがなく、屋台の集合体です。
ここからは瀾滄江の支流でもある、南品河沿いの崖っぷちを南下します。
外の景色は広大なバナナ畑があったり
もの凄い高さの山々が左右に広がっていたり、
その風景の所々に現れる、タイ族の高床式住居が有ったりで、抜群の景色です。
高速道路を整備中のこの一帯、現存するバイパスは蔑ろにされ、路面が陥没したままだったり、崩れたままの路肩が何十メートルも続いたりと、悲惨な状況です。
そんな中を猛スピードで追い越しをするためか、何台ものクラッシュした車や、横転した車を見かけました。
トラックなどは荷物が崖下に落ちてしまったり、路肩をはずして横転し、荷物を路面にぶち撒けているのも目にしました。
こんなのは良い方。
モンラーに近づくにつれ少数民族度はより一層増し、異国情緒のてんこ盛りです。
街行く人たちも、少数民族だらけです。
ここモンラーで、中型バスからミニ・バスに乗り換え、2時間弱で最初の目的地「モーハン」へ向かいます。
街の南端にある、省バス・ターミナルから、街の北側にあるバス・サービス・センターまでバイク・タクシーを走らせ、ついた時間は19時前。
すでにバス・サービス・センターは閉まっていて、タクシーで向かおうか、いっそこの街に宿を取るか迷っていると、路上駐車のミニ・バスのピキに「モーハンに行くぞ。」と声をかけられ、値段を聞くと15元。
「O.K．ラ！」と乗り込んだもの、その後の全行程がゴロタ岩をまぶしたラテライトの道を行く、「サンディー・ジャンピング・バイブレーション・バス」の2時間。
窓をしっかり閉めていても、モーハンに着いた時には髪の毛がバリバリになり、荷物は砂まみれ。
宿についてウェット・ティッシュで顔を拭いたら、ティッシュが一発で真っ黒になるほどでした。
この時点で帰りの事を考えてしまい、「また同じ行程を帰るのかよ。」と憂鬱になりました。
（元記事http://4travel.jp/traveler/koiwakoiwa/album/10138034/）
景洪からモンラーまで約6時間。
モンラーでミニ・バスに乗り換え更に1時間半。
やっとの事で一番の目的地「モーハン」に着く。
この旅全体で、この区間が一番辛かった。
泣きそうになった。
今、雲南全土で高速道路の整備が行われていて、老朽化している現存するバイパスのほとんどが放置状態なのだ。
もともと中国のバイパスにはガードレールなど無いし、特にこの区間は景洪からモンハンまでは瀾滄江（メコン川）沿いの崖っぷちを走り、その後は九十九折の山道を登ったり降ったりしながら（ここも崖っぷち）何時間も行くのだ。
道幅もバスがギリギリすれ違える程度しかなく、数百メートルに一箇所は路肩が崩れていたりする。
それに輪をかけてドライバーは、今さっき彼女にフラレタばかりの高校生か片山右京か、と思うほどにぶっ飛ばすのだ。
何度死ぬかと思った事か。
景洪には3箇所の長距離バス・ターミナルがあり、総合的にこの南バス・ターミナルが利便性が高い気がした。
利用者が他の2つに比べ客が少ないのか、予約が入れやすいのだ。
バス乗り場では、ドライバー達が水パイプをまわし飲むゆったりさ。
でもそれって、ガンジャほどの効き目があるのでは？
僕の乗るバスのドライバーでない事を祈った。
バスは瀾滄江（メコン川）をまたぐ西双版納大橋を通り南下を始める。
ガンランバ風景区として有名なモンハンまで瀾滄江の川岸をひた走ります。
2009年完成予定の高速道路「G213」号線が、所々で工事しているのが見えます。
これが完成すれば、モーハンまで8時間程のバス旅も、4時間ほどに短縮されるでしょうし、崖っぷちを走る恐怖も無くなるでしょう。
景洪を出発して2時間半程で、最初の休憩地「モンルン」に着きます。
この辺まで来ると、道行く人達の中の少数民族度が増してきます。
モンルンはモンラー県の中で、モンラーについで２番目に大きな街ながら、田舎然とした街でした。
昆明では1％未満だったのが、景洪では10％位、この辺は30％位でしょうか。
売店も今まで見た「店」構えがなく、屋台の集合体です。
ここからは瀾滄江の支流でもある、南品河沿いの崖っぷちを南下します。
外の景色は広大なバナナ畑があったり
もの凄い高さの山々が左右に広がっていたり、
その風景の所々に現れる、タイ族の高床式住居が有ったりで、抜群の景色です。
高速道路を整備中のこの一帯、現存するバイパスは蔑ろにされ、路面が陥没したままだったり、崩れたままの路肩が何十メートルも続いたりと、悲惨な状況です。
そんな中を猛スピードで追い越しをするためか、何台ものクラッシュした車や、横転した車を見かけました。
トラックなどは荷物が崖下に落ちてしまったり、路肩をはずして横転し、荷物を路面にぶち撒けているのも目にしました。
こんなのは良い方。
モンラーに近づくにつれ少数民族度はより一層増し、異国情緒のてんこ盛りです。
街行く人たちも、少数民族だらけです。
ここモンラーで、中型バスからミニ・バスに乗り換え、2時間弱で最初の目的地「モーハン」へ向かいます。
街の南端にある、省バス・ターミナルから、街の北側にあるバス・サービス・センターまでバイク・タクシーを走らせ、ついた時間は19時前。
すでにバス・サービス・センターは閉まっていて、タクシーで向かおうか、いっそこの街に宿を取るか迷っていると、路上駐車のミニ・バスのピキに「モーハンに行くぞ。」と声をかけられ、値段を聞くと15元。
「O.K．ラ！」と乗り込んだもの、その後の全行程がゴロタ岩をまぶしたラテライトの道を行く、「サンディー・ジャンピング・バイブレーション・バス」の2時間。
窓をしっかり閉めていても、モーハンに着いた時には髪の毛がバリバリになり、荷物は砂まみれ。
宿についてウェット・ティッシュで顔を拭いたら、ティッシュが一発で真っ黒になるほどでした。
この時点で帰りの事を考えてしまい、「また同じ行程を帰るのかよ。」と憂鬱になりました。
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