マカオ・新馬路西岸どん詰まりの風景は、ポンテ16が完成してからと言うもの「激変」と言う言葉がしっくり来るほどだろう。きらびやかな「カシノ・ホテル」は、最近までマカオの「内港エリア」には無かったせいなのか、定宿の屋上から見渡す風景は今迄と違って「奇異」だ。
下町風情の街中に、突如として現れる「ポンテ16」。
その向かい側には、1998年以来「リニューアル開業」を標榜しながら、10年以上もないがしろにされ、半ば「廃墟」と化した「国際酒店」。
そして、その「トライアングル」を、足元から見上げるかのようなマカオでの僕の定宿。
その屋上には、ここに巣食う「小姐」達の日々の洗濯物が潮風になびいている。
その傍らで、ロビーで購入したビールを呑みながらゲームボーイ・アドバンスに興じるマカオでの真っ昼間の、なんと「非生産的」な事か。
対岸の珠海・湾仔から見られていたなら、グレネード・ランチャーでもぶっぱなれそうな生活だ。
でも、それこそが「キャピタリズム」。
「退廃こそ先進」。
それを享受するために、この宿に宿泊するのだ。ｗ
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