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ab80d95e.jpg北京オリンピックを真近かに控えた中国の南部、雲南省の首府昆明で昨日、路線バスの爆発が相次ぎ、男女2人が死亡、14人が負傷する「事件」が起きた。

オリンピックが開催される北京から、およそ2000キロは優に離れた華西の辺境で起きたこの事件は、多くのメディアで「テロ」の予測がされているが、少数民族を数多く抱えるこの地において、テロを起こさなければならないほどの、民族感情や民族間の反目も無く、テロと断言するには時期早々だ。


中国全体で50以上の少数民族を抱える中で、雲南省は26の少数民族を有し、「少数民族の宝庫」と言われるほどだが、その中にあっても、省の北西部は、かのチベット族の居住するエリアで、かつ中央への反発も強い。

省規模で見ると、南部はビルマやラオスと国境を接し、言わずもがな上質の翡翠やルビーが多く産出され、またPCや携帯電話の主要部品に用いられる「レア・メタル」を多く埋蔵している土地としても有名で、雲南省がもし国家として独立すれば台湾以上の国家予算の有る「国」になれると言う者もいるほどだ。




全てにおいて、現時点では「予測」でしかないが、僕自身が訪れ、過ごし、懇意にした街で、血生臭い「事件」が起きる事はやはり「悲しい」以外に言いようが無い。

僕が旅した限りでは、大都市ながら「ギスギスした」雰囲気は感じられなかったし、むしろ多くの「地元民族」と旅行者を含めた「外的民族」がひとつのテーマ・パークの中で、お互いの存在を尊重しながら、「よき共存関係」を作っているように思えた。

もしこの事件が「テロ」ならば、そのほとんどの責任は、言わずもがな中央政府に有るといって差し支えないだろう。


昆明は本来、それほどに平和な街なのだ。