マカオの僕の定宿の、「僕自身が宿泊している部屋」は昼夜を問わず、誰かしらが出入りしていて、半ば「パブリック・スペース」として使われる事が多い。昼間は珠海やらプールやらと、外出している事が多いが、たまたま部屋にいると、暇な（仕事にありつけない）小姐達が入り浸っては、「恋話」や「仕事の愚痴」などを炎々と語りあっているのには、側にいてちょっと引いてしまう。
そんな一日の中でも、朝方4時以降の「仕事明け」に僕自身の部屋を訪れるのは、その時々の一番の「オキニ」であることが多く、「煮え煮え」で寝ている朝方に、寝しなの部屋のドアをノックして、開口一番「一緒に寝てもいい？」などと問われると、「没問題！」と答えてしまうあたりが情けない。
そんな仕事明けの朝方に成り行きに任せて濃密な時間を過ごし、傍らでメークを直し、寝入る様は、「何のためのメークなの？」と問いたいくらいに意味不明だ。
その後仕事があるわけでもなく、ただ僕の傍らで寝入るだけなのに、わざわざメーク直しをする「行為」は、僕の為だけとしか考えられず、時に「自惚れて」しまう。
まぁ、その「気遣い」に答えるべく、「煮え煮え」と「仕事明け」ながら、延々と「クロス・トゥゲザー」してしまう事も多いが。
（それも何時間も。）
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