初めての渡澳から、一年に3〜4度のペースで訪れる事優に14年の月日が流れた。一度の渡澳で、お世話になる小姐の数はのべ5〜6人。
賓館小姐との濃密な時間を過ごした人数は、ざっと数百人さながらだ。
そんな中でも、一度限りの子もいるし、数年来の付き合いの子もいる。
僕は定宿に出向くにしても、マカオの内港エリアでは必然的に「面が割れている」ので、マカオに「入国」して定宿にチェック・インを済ます迄は、ウォッチ・キャップを目深にかぶったり、サングラスをしたりと芸能人さながらのいでたちで現地に向かう。
定宿の小姐達に悟られないようにするためもあるし、定宿の現状の「探りを入れる」ためでもある。
そんな中に、「オキニ」やら、以前「濃密な時間を共にした小姐」などがいると、フロントにかぶりよっているにもかかわらず、そそくさと無言で擦り寄ってきては、人の顔を覗き込んだり、フロントの小部屋に入り込んで、見覚えのある僕の姿を確かめに来る小姐がいたりするのは、何やらまんざらでもない。
そんな小姐の中で、どんな変装を施しても、僕が定宿に入るや否や「コイワ〜」と言いながらハグしてくる小姐が写真の子だった。
「オキニ」と言うより、「ダチ」とか「S.F.」の様な付き合いだったが、何かしら「波長」が合った子だった。
このブログを始めるきっかけになった子だったし、このブログの一番最初の記事で、僕の膝枕に抱きついている子がこの子だった。
「日本人にはみんな『コイワ』と呼んでいるよ。」などと、実に恐ろしい事を「実践」していて、この子と「いたした」僕以外の日本人は、さぞや迷惑したことだろう。
ここ数年、この子の姿は見ていないが、今凄く再会したいと思っても、あまりに「ライト」な付き合いだったため、連絡の取り様も無い。
まぁ、それこそがマカオでの「一期一会」なのだろうけど。
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