img074-1日本から最短でも半日、乗り換えなどの時間を入れると丸一日ほどかかってしまうラテン・アメリカ諸国やカリブ海の島国は、日本ではあまり話題に上らないエリアだ。

しかし、アメリカの東北部に住んでいる人達にとっては、「安・近・短」で済ませられる「手ごろな」デステネーションだ。

ことバハマに至っては、普通に英語が通じ、米ドルが等価で使われている事も加味して、多くのアメリカ人やカナダ人が週末旅行に出かける。

首都のある島である「ニュー・プロビデンス島」から船で5〜10分ほどの対岸に「パラダイス島」と言ういかにもな、カジノ併設のホテルが乱立する小島がある。

戦略的にはマカオの「コタイ・エリア」の様な感じで、オール・インクルーシブのリゾート・ホテルが居並び、それらをつなぐかのように「ストリップ」や公園、遊歩道などが設えられた、「俗な」ディズニー・ランドを思わせるかのようだ。

街娼も勿論たくさんいて、「立ちんぼ」では無いにしろ、ピキの仲介によって様々な風俗を楽しめる。



奴隷貿易によって連れて来られたアフリカ人の子孫が80%以上を占める黒人国家だが、実際に訪れて見ると「アジアンちっく」な光景に出くわす事が多い。

「後進国」と言う言葉は使いたくないが、日々のバハマの暮らしはアジアの「後進国」とか「発展途上国」と差ほど変わり無い。

バハマは決して「後進国」ではない。

「タックス・ヘブン」と言われる税制優遇策により、多くのコングロマリット企業が決済のための「ペーパー・カンパニー」を置いているし、それによって得られる多種多様な「マージン」によって国家は潤っているはずだからだ。



パラダイス島自体も、企業体が丸ごと借り入れて開発し、それによって得られる「マージン」で商売をしているのだ。

しかし国家に入る「潤沢な資金」は、差ほど国民に還元されることも無く、多くのバハマ国民の暮らしは東南アジアの貧国並の暮らしなのは否定できない。


30万人程の輸入超過国がサバイブする術は、国民の暮らしの向上より、国家の経済的安定を優先するのは致し方ないのが現状なのだろうか。