d917fff2.jpg「ジョホール・バルに行った事がある」とマレーシア人やシンガポール人に言うと、決まって「サッカーのワールド・カップ予選を応援に来たのか?」と言われる。

今から10年以上前の話なのだが、現地では「最近の」話らしい。



僕は小・中・高・大と通してサッカー小僧だったが、日本のサッカーを手本にしたことが無い。

「サッカー観戦」といえば、ワールド・カップを観る事で、それでも1978年以降はアルゼンチン・マニアで日本を応援した事は無い。

監督によってコロコロと、時に南米式、時に欧州式と戦術が一定しないチーム・カラーには、日本らしさなど到底感じられないし、サッカー後進国である日本にはナショナリティーなど出せるレベルに無いからだ。


閑話休題。


東南アジアにあって、敬虔なイスラム国家であるマレーシアでは風俗などなさそうな気がするが、そこはどっこい、風俗の無い国などあるはずも無く、夜の繁華街には多くの街娼が男・女・中間と他の国以上のバリエーションがあり驚いたほどだ。

海路で行き来の出来るインドネシアのアチェ州やスマトラ各方面(多くはメダン周辺)から「ブッキング・ガール」としてマレーシア各地に多くの娼婦が「輸出」されるほどだ。

「マハティール」政権時代は、現実と隔世の感のある「見栄っ張り」国家だったが、ここ近年は「ゆるい」方向に国家運営しているらしく、「裏物」はその存在の盛栄を極めている感がある。

底辺風俗は中国&澳門と変わりないが、連れて行かれる場所が「スラム」だったりする事が多く、瀟洒な団地の影の空き地に広がる「ドブ」上に、亜熱帯気候なのにトタン張りの、高さ1.5メートルほどの「スクウォッター」に連れて行かれても、行く途中で無数のネズミを眼にした後では「いたす気」も起きない。

「コムター」の様な先端な建物の乱立するその脇に、リアルな「貧困」が存在する街には、風俗の種類以前に、語られない多くのシステムが存在するのであろうと思われた。