0f8876d0.jpg僕が初めて訪れたころのソウルは、韓国の首都でありながら下町風情の残るほのぼのとした街だった。

それが88オリンピックをはさんでの都市開発の速度は目を見張るものがあり、そのスピード感には今では到底ついていけないほどだ。


ソウルでの朝飯は、「クッパ」か「へジャンクッ」か「スンドゥブ・チゲ」と行きたいところだが(最近はそれに「スジェビ」が加わったが)、都市開発の激しさの煽りを食らって、行きつけの「シクタン(定食屋)」が軒並みつぶされ、おしゃれなカフェやファースト・フード屋に変わっている昨今。

おしゃれなファースト・フード屋では「おでん」や「うどん」もメニューにあって、それはそれで妥協点なのだが、朝飯におでんとかうどんとかは僕的にはありえないのだ。

食の宝庫である韓国で、それではあまりに味気ない。

チョンガクやナンザン、または中心部でも市場の周辺にはいまだに下町風情の定食屋も多々見かけるが、ソウルの定宿近辺ではなかなか気に入った定食屋がないのが事実だ。

朝飯のために、わざわざ地下鉄(定宿は地下鉄駅すぐそば)に乗るのもしゃくだし、かといってファースト・フードで妥協するのも納得が行かない。

たかが朝飯ごときで、それも韓国にありながら、自分の「オヤジ度」を身にしみて感じる昨今なのであった。

(僕だって、真昼間はカフェにもファースト・フード屋にも行きますよ! 問題は朝飯なんですよ。 あさめし。)