いつも当たり前の様にマカオや世界での裏事情を書き連ねているけど、最近その筋を気になりだした人たちや、裏事情・専門用語が良く理解できない人たちのために、ｗｉｋｉの質問欄を設けているのだが、反応がイマイチなのであえてエントリーで書かせていただきます。マカオ（澳門）には３種類の宿泊施設があり、その施設の充実度によって酒店・賓館・別墅と名前が変わる。
酒店はいわゆる「星級」で、世界的なレベルの三ツ星以上のホテルに付けられている名前だ。
賓館はその下のレベルで、日本で言えばビジネスホテルとか旅館に属する物だと思う。
（でも実際はもうちょっと下くらい。）
別墅は日本で言うところの民宿のような物だろうか。
実際は賓館と別墅の境目もあいまいだし、別墅でも賓館以上の施設を持つ物もあるが、大体の目安は合っていると思う。
マカオにあまた有る賓館の中でも、観光のメッカでもある新馬路を西へ向かうと、賓館が居並ぶ「賓館街」がある。
その辺りの賓館は、中国本土から出稼ぎで賓館に住み着きお客を取る「賓館小姐」の定宿になっていて、マカオの夜の風物詩にもなっている。
通常はいわゆる「ショート」で、ＨＫ＄１００〜３００（￥１５００〜４５００位）で小姐（オネーちゃん）の歳や容姿のレベルによって値段が違うし、同じ小姐でも客の人種によっても値段が変わる。
僕の定宿では、中国人はＨＫ＄２００、日本人はＨＫ＄３００、西洋人はＨＫ＄５００、黒人は客に取らないと言うカルテルが存在する。
交渉の余地も有るが、本土の貧農出身の小姐が地元の言葉と標準中国語以外に理解できるはずも無いため、英語どころか日本語などはもってのほか。 交渉は中国語のみで行なわれます。
彼女らは昼過ぎまで寝て、午後一から活動しだし、大体夜中の４時位まで客を取ります。
実際は供給に対しての需要はそう多くは無く、日々の実入りの無い子も多く、それが２〜３日と続くと「食いっぱぐれ」になるため安売りをする子もいますが、彼女達も価格破壊になることを恐れてなかなか交渉には乗ってくれないのが現実です。
またこれは世界的に言える事なのでしょうが、彼女達の仕事柄、写真を撮られることを非常に嫌がります。
今は携帯電話で手軽に撮れるためか、多くの客が彼女らの居並ぶ姿を写真に収めようとしますが、日本人・中国人関係なくもろに嫌われ、後のサービスも悪くなるので、写真を撮ろうとしないでください。
じゃぁお前は何なんだ、と言われそうですが、彼女達は基本的に写真は大好きですが、身内意外に撮られる事を嫌がります。
その辺を考慮に入れておいてください。
いくら場末の風俗と言えども、相手は微妙な年頃の子達なので、あくまで紳士に、あくまで小姐達に思いやりを持った接し方をしてください。
彼女達の多くは生粋のプロではなく、あくまで普通の子のアルバイシュンでしかないのですから。
それを続けていれば、昼間のデートや夜の営みも、ゆくゆくはお金とは関係の無いことになって行きますし、小姐を介して裏世界の人たちとも仲良くなれたりすることもあります。
賓館小姐遊びは、これでなかなか奥が深いのです。
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ｋａｔｕｏさん、いつもネタに使っていただきありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
賓館で過ごす日々はいかがでしたか？
僕が賓館から離れられないのは、あの非現実感にあるのだと常々思っています。
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